UPDATE1: 中国銀行間市場協会、企業債券の発行利回り下限ガイダンスを引き上げ=関係筋
[上海 16日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)の傘下組織である中国銀行間市場交易商協会(NAFMII)は、企業の債券発行について、利回りの下限のガイダンスを30ベーシスポイント(bp)以上、引き上げた。複数の関係者が16日、ロイターに明らかにした。
発行利回りが極端な低水準になるのを避けることが狙いとみられる。
関係筋によると、協会は前週末、業界関係者に対し口頭で通達した。
格付け「AAA」の1年物コマーシャルペーパー(CP)で信用力が特に高いCPに関しては、発行利回りの下限を2.6%とするという。
アナリストは今回の通達について、CPの発行利回りの上昇につながる可能性があると指摘。中国のCP発行利回りは今年下期、流通市場の利回りほど上昇しておらず、発行市場の需要低迷につながっている。
協会が公表した報告書によると、企業の中期債発行額は第3・四半期は1327億元(195億ドル)で、前期の2754億元を下回った。
中国招商銀行(深セン)のある債券アナリストは「中国当局が企業債券の発行市場の利回りを押し上げようとしているのは、企業による債券発行の低迷や、金融市場の発展を懸念してのこと」との見方を示した。
関係筋によると、協会は「AAA」格の中期債(3年)で信用力が特に高いものについて、発行利回りの下限のガイダンスを3.97%に設定し、5年物の中期債は、発行利回りの下限を4.61%に設定した。
通常の「AAA」格の1年物CPは、2.30%から2.76%に引き上げられた。通常の「AAA」格の3年物中期債は3.35%から4.18%、5年物中期債は4.20%から4.79%に引き上げた。
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