中国社会科学院、不動産価格が2010年も上昇を続けると予測

2009年 11月 16日 18:57 JST
 
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 [北京 16日 ロイター] 中国社会科学院(CASS)研究員のNi Pengfei氏は16日、中国の不動産価格は2010年も上昇し続けるとの予想を示した。銀行融資の増加、およびインフレ期待の上昇が背景としている。

 同研究員はCASSの年次住宅市場報告発表の記者会見で「CASSは不動産価格は2010年も上昇し続けると判断した。ただ幾分の不安定さはあるとみている」と述べた。同研究員は、当局が金融引き締めに動いた後は、不動産市場は2010年の下半期に若干弱含む可能性があるとしている。

 銀行は年初に融資を拡大させる傾向があるが、同研究員は2010年もこの傾向はみられるとしている。金融政策も依然として緩和的であるとみられ、不動産取得のために潤沢な資金が市場に存在するとしている。

 さらに、インフレ期待が高まっていることから、物価上昇で恩恵を受ける資産に、現金を投資する動きが加速すると予測。こうした動きのなかでは不動産が最も恩恵を受けるとした。

 10月の中国の主要70都市の不動産価格は前年同月比3.9%上昇。上昇率は2008年9月以来最大で、昨年末に始まった停滞期からの堅調な回復が裏付けられた。 

 政府は昨年末以来、一連の不動産市場支援策を導入してきたが、同研究員は、不動産市場が回復した主な要因は、政府支援ではなく、銀行融資の増加だったとの見方を示した。ただ同研究員は、政府はこうした支援策を当面維持するべきだとし、政府はこうした支援策を微調整し、投機筋が短期的な利益を上げる素地を作るのではなく、一般の国民の住宅取得に恩恵をもたらすようしなければならないと述べた。

 

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