米自動車保険最大手、トヨタ<7203.T>車の事故増加を07年にNHTSAに報告
[デトロイト 8日 ロイター] 米民間保険会社ステート・ファームは、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)のリコール問題について、トヨタ車の事故が増えていることを2007年遅くの段階で米高速道路交通安全局(NHTSA)に報告していたことを明らかにした。
ステート・ファームの広報担当、キップ・ディッグズ氏は「保険金の支払い請求が急増した場合、車両そのものに問題がある可能性がある。その場合、NHTSAに報告する」と発言。「かなりの保険金請求がなければ、そうした傾向には気づかず、NHTSAに報告することもない」と述べた。
ステート・ファームは全米最大の自動車保険会社。米保険情報協会によると、同社の自動車保険契約数は4240万件、国内シェアは約18%。
ディッグズ氏によると、同社は「2007年遅く」からNHTSAと連絡を取り始め、その後も複数回NHTSAと接触した。同社がNHTSAに注意喚起した車種は「トヨタが今回発表したリコール対象車種と同じ」という。
他の保険会社は、トヨタ車に保険金請求が多い傾向はみられなかったとしているが、保険情報協会のボブ・ハートウィグ会長によると、そうした傾向を分析できるほど大量の自動車保険を販売している保険会社は、ステート・ファームを除くと、ごくわずかという。
同会長によると、ブリヂストン(5108.T: 株価, ニュース, レポート)傘下の米ファイアストンのタイヤを装着したフォードのスポーツ用多目的車(SUV)「エクスプローラー」が多数の横転事故を起こした問題の究明でも、ステート・ファームの保険データが重要な役割を果たしたという。
今後、他の保険会社の間でも、過去のトヨタ車の事故について、車両の不具合が原因だったのか、運転ミスだったのかを再度調査する動きが広がるとみられている。
全米4位の自動車保険会社プログレッシブの広報担当者、リア・ナップ氏は「トヨタのリコールが関係している可能性がある保険金請求を現在調べている。現時点では、どの程度が対象になるかは分からないが、それほどの数にはならない見通しだ」と述べた。
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