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5月米小売売上高、1年4カ月ぶりの大きな落ち込み
2017年6月14日 / 15:19 / 4ヶ月前

5月米小売売上高、1年4カ月ぶりの大きな落ち込み

[ワシントン 14日 ロイター] - 米商務省が14日発表した5月の小売売上高は、前月比0.3%減と昨年1月以来、1年4カ月ぶりの大きな落ち込みとなった。自動車の購入やその他の裁量支出が減少しており、第2・四半期の米経済が大きく加速するとの見立てを妨げる可能性がある。

4月は0.4%増で改定はなかった。市場は0.1%の増加を見込んでいた。

5月の小売売上高は前年同月比では3.8%増えた。単月の売上高の減少の一部は、ガソリンの値下がりによるガソリンスタンドの売り上げ減少を反映している。

自動車やガソリン、建材、飲食を除いたコア小売売上高は前月比横ばいだった。4月は当初発表の0.2%増から0.6%増に上方改定された。コア小売売上高の動きは国内総生産(GDP)の消費支出と一致するとされる。

5月は自動車販売が前月比0.2%減少した。4月は0.5%増だった。5月のガソリンスタンドの売り上げは2.4%減と昨年2月以来、最も大きな落ち込みとなった。

建材の売り上げは横ばいだった。衣料販売店の売り上げは0.3%増えた。

百貨店は1.0%減と昨年7月以来最大の減少だった。百貨店はアマゾン・コム(AMZN.O)に代表されるオンライン小売業に押されている。百貨店大手のメーシーズ(M.N)やシアーズ(SHLD.O)、カジュアル衣料のアバクロンビー&フィッチ(ANF.N)などの小売業者は店舗の削減を余儀なくされている。

オンライン小売業者の売り上げは5月に0.8%増えた。4月は0.9%の増加だった。5月は電子・家電販売店の売り上げが2.8%減と2010年3月以来の大きな落ち込みを記録した。

飲食業の売り上げは0.1%の減少。スポーツ用品・娯楽関連の店は販売が0.6%落ち込んだ。

第1・四半期の米経済は年率換算で1.2%成長となり、昨年第4・四半期の2.1%から大きく減速した。消費支出が失速状態に陥ったことや、在庫投資の伸びが緩やかになったことが響いた。第2・四半期の米経済は勢いを取り戻すと期待されている。

アトランタ連銀が公表している第2・四半期の経済成長率の予測は、現時点で年率で3.0%となっているが、軟調なコア小売売上高の発表を受けて、予測は下方修正される可能性がある。

5月の消費支出の予想外の停滞は、内需の減速を一時的な要因によるものとしてきた連邦準備理事会(FRB)の幹部にとって懸念材料となるかもしれない。消費支出はGDPの3分の2以上を占める。

それでも、FRBは14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、金利を25ベーシスポイント引き上げると見込まれている。その場合、今年2回目の利上げとなる。今後の追加利上げは物価と経済成長の見通しにかかっている。

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