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コラム:愛を傷つける「お金の秘密」、5つの解消方法
2016年2月14日 / 01:55 / 2年後

コラム:愛を傷つける「お金の秘密」、5つの解消方法

 2月8日、愛情とお金という問題に関して、それが上手く調和するかどうかの展望は「何を伝えたか」で決まるとは限らない。「何を秘密にしているか」も重要なのだ。写真は13日、バレンタインデーの前日にモスクワのオスタンキノ・タワー展望台でキスをするカップル(2016年 ロイター/Maxim Shemetov)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 愛情とお金という問題に関して、それが上手く調和するかどうかの展望は「何を伝えたか」で決まるとは限らない。「何を秘密にしているか」も重要なのだ。

米ロングアイランドの弁護士、レスリー・タインさんは、数年前に婚約したが、お金の話を持ち出すたびに婚約者が逃げ腰になることに気づいた。

「私は何も知らなかった。彼がどれだけ稼いでいるのか、債務はあるのか、支出はどれくらいか」とタインさんは言う。皮肉なことに、彼女の専門は金融法だったのである。

肉体的な裏切りであれば、同僚とこっそりキスしているとか、アシュレイ・マディソンのような出会い系サイトを使って見知らぬ相手と会っているといった話だろう。金銭的な裏切りにも、銀行口座やクレジットカードの請求書を隠すなどのごまかしがある。

「それは2人の関係に影響を及ぼしかねない最大の要因の1つ」とタインさんは指摘する。彼女は結局、フィアンセとの婚約を白紙に戻してしまった。

実際、もしあなたがパートナーの収入、借入や支出について何も知らないのであれば、それは誰の目にも明らかな危険信号だ。クレジットカード・ドット・コムからの新たなデータによれば、そういう危険信号はいくらでもあるという。

<秘密口座>

このサイトが行ったアンケート調査によれば、米国民のうち、配偶者に内緒の銀行口座やクレジットカードを持っている人は1300万人。20人に1人の計算だ。

配偶者や恋人に言わずに500ドル(約5万7000円)以上の高額商品に散財する人は19%もいる。

クレジットカード・ドット・コムの上級業界アナリスト、マット・シュルツ氏は、「金銭面での大きな秘密を隠していて、それがバレた場合、相手は『これ以外に何を隠しているのだろう』と怪しむのが自然」と指摘する。

秘密の銀行口座やカードを持っている可能性が最も高い年代は、18歳から29歳。つまりお行儀の悪いミレニアル世代だ。

お互いに対する隠しごとが最も少ない年代は、恐らく当然に思えるだろうが、65歳以上である。よく言われるように、「どんな秘密もいつかはバレる」のだ。

アライ・バンク(ALLY.N)の調査でも、金銭的な隠しごとが驚くほど多いことが明らかになっている。同行による最新の「ラブ・アンド・マネー」調査では、金銭をめぐる深刻な議論が続いていると答えた回答者のうち、主な問題が「借金の隠匿」だったのは17%、「資産の隠匿」は7%だった。

では、カップルがこの種の裏切りを避け、ある程度金銭的に透明性を保ち、仲良くバレンタインデーを迎えるには、どうすればいいのだろうか。

ポイントは5つある。

●番号を交換する

といっても、電話番号ではない。フロリダ州ボカラトンのファイナンシャルプランナーで「Prince Not So Charming(あまり魅力的でない王子様)」の著者、キャスリーン・グレイス氏は、クレジットカードの利用明細書や資産の収支計算書を見せ合う必要があると提言する。結婚する前だけでなく、一緒に暮らす前にもだ。

支払い遅延やカードの利用限度額超過、多額の債務など気になる兆候がある場合、それらの書類を見れば分かるはずだ。

●口座へのアクセス

金銭関係をすべて一緒にする必要はない。口座が別々の方がやりやすいというカップルは多い。だがグレイス氏によれば、少なくともログインとパスワードを交換し、相手が望めば財務情報を閲覧できるようにしておくべきだという。

あなたの大切な人が、このアイデアに「腰が引け、身構える」ようであれば、それもまた警戒信号だ。

●基本原則を決める

高額商品を買う場合、どれくらいの金額であればパートナーに相談したり、もしくは伝えておくかという基準を設定する。100ドルでも500ドルでもいい。これは相互の信頼を育むのに役立ち、いずれ後悔するような、法外な、あるいは不必要な買い物に対する自然な防壁として働いてくれるだろう。

クレジットカード・ドット・コムの調査によれば、米国民の41%はパートナーに何も知らせずに100ドル以上の買い物をするという。無謀な支出が双方にあるとすれば、疑惑や恨みの種がまかれ、その先には金銭トラブルが待っているかもしれない。

●家計簿アプリ

「ミント」や「ユー・ニード・ア・バジェット」、あるいは「エブリーダラー」といったアプリは、結婚生活に強制的に透明性を確保するものだと考えられる。一つのディスプレイで口座を一覧できるようにすれば、さまざまな帳簿外の数字を隠しておくことは難しくなる。

その過程で秘密が明るみに出てしまうならば、それで構わない。

「秘密があれば家計簿はダメになってしまう。簡単明白な話だ。どれだけのお金が入ってきて、どれだけ出て行くのかが正確に分からなければ、正確で意味のある家計簿をつけることなどできない」とクレジットカード・ドット・コムのシュルツ氏は言う。

●文書にする

グレイス氏は、同棲や結婚前に契約書を作ることを勧めている。あなたが何を期待するかを書き留めることで、金銭感覚の深刻なズレがあれば分かるだろうし、それが明らかになるのは早ければ早いほどいい。

といっても、パートナーの収入の少なさを馬鹿にするとか、さらしお者にするという意味ではない。結局のところ、収入がまったく同じカップルなどほとんどいないのだ。単に、お互いの金銭的な現実を認め合い、それに合わせて、相手に対する期待を調整するという意味である。

ロングアイランドのタインさんは、過去の教訓に学び、今の交際相手には別のやり方で接している。「とても正直に、何でもすぐお互いに知らせている。以前とは大きく違う」と彼女は語る。

*筆者はロイターのコントリビューターで、個人的見解に基づいて書かれています。(翻訳:エァクレーレン)

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