焦点:米製造業決算、悲観的な見方が大勢

2009年 07月 16日 17:09 JST
 

 [シカゴ 15日 ロイター] 米国では今後数週間、製造業の決算発表が相次ぐ。アナリストの間では、多くの業種がまだ不況を脱しておらず、第2・四半期の業績は期待できないとの見方が多い。減配や価格決定力の低下を懸念する声も出ている。

 ドイツ銀行のアナリスト、ナイジェル・コー氏は、第2・四半期は「最悪となる可能性が高い」と指摘。キャタピラー(CAT.N: 株価, 企業情報, レポート)など大手メーカーも、大恐慌以来最悪の不況が続いているとの認識を示している。

 市場の期待値が低いため、予想を上回る決算や業績予想が発表されれば、株価が大きく動く可能性がある。

 ただ、JPモルガンのアナリスト、アン・ドゥイグナン氏は、あまり期待すべきではないとし、「個別企業や業種別のデータをみる限り、第2・四半期はひどい状況だ。予想を大きく上回る決算は期待できない」と述べた。 

 <配当、価格決定力に注目> 

 悪材料は業績だけにとどまらない可能性もある。トラック製造のパッカー(PCAR.O: 株価, 企業情報, レポート)はこのほど、数十年ぶりに減配に踏み切った。市場では、手元資金を確保したい他のメーカーも配当を引き下げるのではないかとの懸念が出ている。

 メリルリンチのアンドリュー・オビン氏は、特にキャタピラーとイートン(ETN.N: 株価, 企業情報, レポート)に注目している。両社は「下半期に配当を減らすリスクが特に高い」という。

 メーカーは、不況にもかからず、これまで価格決定力を保持してきたが、「供給能力の過剰で価格決定力に低下の兆しも見え始めている」(コー氏)という。    続く...

 
 
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