日経平均が大幅続落:識者はこうみる
[東京 14日 ロイター] 14日の東京株式市場で日経平均は下げ幅を拡大。前営業日比で200円を超すマイナスとなった。市場関係者のコメントは以下の通り。
●「藤井財務相」なら安定感、円高一服で株反発も
<東京海上アセットマネジメント投信 シニアファンドマネージャー 久保 健一氏>
前週末の米国市場で株価が反落したことや一段の円高懸念で、足元は自動車や電機など主力輸出株が売られている。今週いっぱいは為替動向次第の相場展開が続くとみている。このままドル/円が90円を割り込めば、日経平均株価は1万円を下回る可能性もある。
ただ、円高懸念がなければ株価が底堅い地合いに変わりはない。今週は新政権の発足が予定されているが、財務相就任が取りざたされる民主党の藤井裕久最高顧問には安定感がある。藤井氏は円高容認と市場に受け止められているため、足元では仕掛け的な円買いが入っているのではないか。それが一服すれば、株式市場にテクニカル的な過熱感はないので、1万0800円ぐらいに上昇してもおかしくない。
●現物1万0140円割れでは調整長引く可能性
<明和証券シニア・マーケットアナリスト 矢野正義氏>
日経平均の大幅な下げは円高進行への警戒感だけでなく、ヘッジファンドなどの思惑も作用しているのではないか。ここ数カ月、SQの日に取引時間中に高値をつけた後で、終値はSQ値を下回り、その後一週間程度下げる傾向が続いている。SQ日に合わせて裁定解消売りを狙う向きがいるようだ。
日経平均は先物で1万0100円、現物で1万0140円を割れると「三尊天井」となり、調整が長引く可能性が高くなる。先物の仕掛け的な動き次第となるだろう。
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