来週の株式市場、決算発表や日米指標など材料目白押し
[東京 23日 ロイター] 来週の東京株式市場は動意含みだ。日米マクロ指標や本格化する国内企業決算発表など材料が目白押しで、小動きを続けてきた日経平均も上下どちらかに放れる可能性があるとみられている。
ただこれまでの小動きの背景はエネルギーを溜め込んできたというよりも、投資家の日本株離れが背景にあるだけに結局は海外株や為替次第との冷めた声も聞かれる。
日経平均の予想レンジは1万円─1万0700円。
<売上高や通期見通しに注目>
来週は国内上場企業の約3分の1が決算発表を行う予定だ。景気は依然としてリーマンショック前に戻らぬ低水準ながら、政策効果などもあって持ち直しをみせており、4─9月期上期の企業決算内容はおおむね堅調な数字になるとみられている。ただ「日本に先んじて発表を行った米企業決算を手がかりに先回り的に買われている銘柄もあり、単に堅調だからというだけでは買い材料にならない可能性がある」(大手証券トレーダー)との見方もある。
市場がみているのは上期の上方修正だけでなく、通期の3月期見通しも引き上げるかどうかだ。「22日の米市場で損害保険大手トラベラーズ(TRV.N: 株価, 企業情報, レポート)と3M(MMM.N: 株価, 企業情報, レポート)の株価が上昇したのは、通年の営業利益見通しを引き上げたためだった。上期の業績がある程度堅調なのは、これまでの株価回復で織り込まれている。通期見通しを上方修正できるか。さらに言えば上期実績の上積みだけでなく下期見通しも上積みされるかが注目だ」(明和証券シニアマーケットアナリストの矢野正義氏)という。
また業績や見通しをみるうえでは、これまで以上に売上高が重要になる。立花証券・執行役員の平野憲一氏は「減収増益という企業が多くなりそうだ。売り上げは減ったが、リストラによって増益を確保したというパターンだ。先行きの展望が開けるためには売り上げが増加するという見通しが必要だ」と指摘している。
<業績相場に移行できるか> 続く...





















