イタリア捜査当局、マフィアによる殺人ビデオ公開
[ナポリ(イタリア) 29日 ロイター] イタリアの検察当局は29日、ナポリで発生したマフィアによるとみられる殺人の映像を公開した。犯人の身元につながる情報を求めている。
事件は今年5月、白昼に発生。ビデオには被害者のマリアーノ・バシオ・タランチーノ(53)さんが野球帽をかぶった男に撃たれて殺害される様子が映っている。被害者にはマフィアの犯罪歴があった。
映像で見る限り、現場に居合わせた人々に動揺した様子は見えず、女性は目の前で殺人が起こったにもかかわらず、宝くじのカードを削り、幼児を抱えた男性は被害者を見たものの、歩き去った。マフィアの報復を恐れて無関心を装っていたとも考えられる。
検察は5カ月間捜査をしているが、犯人の身元を特定できていない。ナポリの捜査当局は声明で「ビデオを可能な限り広範囲に流通させ、犯人の身元を特定できるよう協力を呼びかける」と述べた。
マフィア組織「カモラ」が拠点としているイタリア第三の都市ナポリでは、こうした暴力事件は頻繁に発生しており、住民もさほど驚かなくなっているという側面もある。
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