警戒される米国債入札、不調ならリスクポジション巻き戻し

2009年 11月 9日 13:09 JST
 

 [東京 9日 ロイター] 米雇用統計、G20財務相・中央銀行総裁会議と週末に大きな材料があったが、主要国の通貨や資産市場は目立った動きが出ていない。米雇用統計はまちまちの結果と受け止められ、G20も踏み込み不足という。

 市場は米国の四半期入札を警戒しており、入札が不調に終わるようだとリスク選好の資金が巻き戻され、円高、株安につながりかねない、と身構えている。

 <資源国通貨に買い>

 外為市場ではドルが底堅さを保つ一方、予想外に強い経済指標を背景に対資源国通貨で円売りが進んだ。市場では「ドルが積極的に買い進まれているというよりは、クロス円での円安がドル/円を下支えしている」(証券会社)との声が聞かれる。

 NZドルは一時0.7360米ドル付近まで上昇。ニュージーランド乳製品会社大手のフォンテラ社が、株主である農民への支払い予想を約20%増加させたとの報道がきっかけ。NZドル/円も朝方の安値65.75円付近から66.20円付近まで上昇した。

 豪9月の住宅向け貸出許可件数は市場予想の中心値3.0%の上昇を大幅に上回り、豪ドルは安値0.91ドル後半から0.9264ドル付近まで上昇。豪ドル/円は82円の半ばから83.40円付近まで上昇した。

 豪ドル、NZドルとも買いの中心はCTAなどの商品専門会社やアジア勢だという。

 <米国債入札に警戒感>  続く...

 
写真
株式市場、短期リバウンドも

米国株や為替などの外部要因が落ち着けば、売られ過ぎの反動でいったん自律反発に転じる可能性も。  記事の全文 

 
Photo

ロイターオンライン調査

写真

貸し渋り問題に注目が集まって見逃されがちなだが、現在の日本には中小企業へのリスクマネー供給の課題がある。
  ブログ