米アップル、マイクロソフトが君臨する業界盟主の座も視野に

2009年 11月 11日 17:29 JST
 

 [サンフランシススコ 9日 ロイター] 携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」などの成功で復活を遂げた米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)は、株式時価総額が1800億ドルに達し、米マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)からハイテク業界の盟主の座を奪う可能性も視野に入ってきた。

 マイクロソフトの株式時価総額は約2500億ドルと米ハイテク業界で最大で、同社の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」はパソコン市場の90%を抑える。そんなマイクロソフトからハイテク業界トップの座を奪うとすれば、かなりの条件がそろった企業ということになる。

 アナリストや投資家は、潤沢なキャッシュと高い利益率を誇り、携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」やコンピューターの「Mac(マック)」を持ち、来年にはタブレット型機器の投入も期待されるアップルには、十分その可能性があると見ている。

 マイクロソフトとアップル両社の株式を保有するハイマーク・キャピタル・マネジメントのポートフォリオマネジャー、デビッド・ディロン氏は「市場を覆すような革新性やユーザー定着力のあるソフト群により、アップルの売上高の伸びは(マイクロソフトを)継続的に上回っている」と指摘する。

 アップルの年間売上高はマイクロソフトに比べると依然として小さいが、成長スピードでは勝っている。

 2005年時点に比べ、アップルの売上高は365億ドルと2倍以上になっており、1株当たり利益(EPS)は6.29ドルと4倍以上になった。一方、マイクロソフトは同じ時期に売上高が47%増(584億ドル)、EPSも45%増(1.62ドル)にとどまっている。

 一方、ワイツファンズのアナリスト、バートン・フーパー氏は、マイクロソフトは強固なバランスシートを持った「安定成長銘柄」と評価。成長率はアップルほどではないにしても、企業のパソコン買い換え需要など、しっかりとした成長要因は今も変わらず持っているとしている。

 予想利益をベースにした株価収益率(PER)は、アップルが約24倍、業界盟主の座を狙うもう1つの企業、グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)もほぼ同水準であるのに対し、マイクロソフトは約16倍となっている。  続く...

 
 
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