福島原発事故、スリーマイルより「はるかに深刻」=国連委

2011年 04月 7日 10:49 JST
 
check

 [ウィーン 6日 ロイター] 国連放射線影響科学委員会(UNSCEAR)のウォルフガング・ワイス委員長は6日、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原子力発電所の事故について、現時点の情報では、人体に深刻な被害をもたらすとは考えられないと語った。

 ワイス委員長は、環境への影響という観点から、この事故が1986年に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故より環境への影響が小さいものの、1979年の米スリーマイルアイランド原発事故に比べると、環境への影響が「はるかに深刻」との見方を示した。

 一方、福島での事故による健康への被害については、「現在分かっていることからすると、(放射能)レベルが低いため皆無だ。食物においても、年間1ミリシーベルトや5ミリシーベルトなどと話題にされているが、この程度では健康への大きな影響はない」と説明。

 また、日本の当局が原発周辺地域で子どもの甲状腺被曝(ひばく)調査を始めたことを評価した。

写真

「新ドラクマ」印刷は間に合わず

ギリシャがユーロ圏を離脱した場合、同国は食品や燃料の輸入代金にも事欠き、物々交換が日常茶飯事となる。
  記事の全文 | 特集ページ 

 4月6日、東京電力福島第1原発の事故について、国連放射線影響科学委員会のワイス委員長は、スリーマイルアイランド原発事故より「はるかに深刻」との見方を示した。写真は東京電力東京本店前で4日撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)
写真
魅力増す日本、アジア国債

欧州と中国における懸念の高まりは、アジアの債券の追い風に。インドネシア、日本、フィリピンの3カ国は無差別の売りに強く抵抗できるだけの資質を備えている。  記事の全文