米株市場は大幅続落、クレジット市場や景気への懸念で

2007年 08月 29日 07:24 JST
 

 [ニューヨーク 28日 ロイター] 米国株式市場は続落。クレジット市場の問題が銀行の業績にマイナスの影響を及ぼすとメリルリンチが警告したほか、米消費者信頼感指数の低下や、住宅価格下落を示す指標などを受けて、景気をめぐる懸念が高まった。

 ダウ工業株30種は280.28ドル(2.10%)安の1万3041.85ドル。

 ナスダック総合指数は60.61ポイント(2.37%)安の2500.64。

 S&P総合500種指数は34.43ポイント(2.35%)安の1432.36。 

 米連邦準備理事会(FRB)の8月7日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表されると、ムードは一段と悪化。議事録では、クレジット市場の混乱が深刻になる前から、当局者の間では、住宅市場と消費への影響に対する懸念が高まっていたことが示された。

 サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題の広がりへの懸念を背景に、金融サービス大手のステート・ストリート(STT.N: 株価, 企業情報, レポート)が下落した。ステートは200億ドル以上の資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)関連のエクスポージャーが懸念された。

 また、英銀行大手のバークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)は、バークレイズ傘下の投資銀行部門が組成し運用に失敗した債務商品をめぐり、数億ドル規模のエクスポージャーを抱えている、との一部報道を否定している。

 メリルリンチMER.Nは、ベアー・スターンズBSC.N、リーマン・ブラザーズLEH.N、シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)の投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げたほか、収益見通しも引き下げた。住宅ローン市場の混乱や、合併・買収(M&A)の低迷を理由に挙げた。  続く...

 
 
Photo
写真

リスクマネーの動きが活発化しており、コモディティ市場においては需給面よりも金融商品市場としての色濃さが増している。  ブログ