米住宅業界や住宅金融業界、FRBに対する利下げ圧力強める
[ニューヨーク 30日 ロイター] 米国の住宅建設業者、モーゲージの貸し手、連邦規制当局が声をそろえて米国の住宅市場について厳しい見方を示し、米連邦準備理事会(FRB)に利下げを求める圧力が一段と高まっている。
米連邦住宅公社監督局(OFHEO)がこの日発表した第2・四半期の住宅平均価格は前年同期比3.2%上昇し、この10年で最低の伸びとなった。前期比では0.1%上昇し、1994年後半以降最低の伸び。
販売中の住宅在庫の増加や一部の住宅ローン市場の崩壊など、6月以降の動向は住宅業界の見通しを悪化させている。
米国2位のモーゲージ貸し手であるウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、スコット・アンダーセン氏は「過去数週間に起きた問題は、クレジット市場が大きく動揺したことだ」と述べ、それが多くの種類のローンや消費者の活動を制限したと指摘した。
「ジャンボ」と呼ばれる大口のモーゲージ貸し手であるソーンバーグ・モーゲージTMA.Nと、住宅建設のホブナニアン・エンタープライゼズ(HOV.N: 株価, 企業情報, レポート)の幹部は、FRBに対して支援策を講じるよう要請。
レッドバンクのアラ・ホブナニアン最高経営責任者(CEO)はCNBCのインタビューに対し、クレジット市場の機能低下により景気後退のリスクが高まったとして、住宅建設業者のグループが来週、FRBのバーナンキ議長と会う予定だと明らかにした。
ソーンバーグ・モーゲージのラリー・ゴールドストーンCOOも同じフォーラムで、FRB当局者は「ここで何が起きているか理解していない」と述べ、FRBには指導力が欠如していると批判した。
ソーンバーグはこの日、流動性拡大と新規ローンの組成再開に向け、転換優先株式を売却することで最低5億ドルを調達する計画を表明し、短期的な資金調達の困難は解消されたと明らかにした。
同社は今週、資産の35%以上を売却し、リスク軽減のため借り入れを減らす方針を明らかにしていた。
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