世界の株式は割安、悪いニュースは織り込み済み=シティグループ
[シンガポール 4日 ロイター] 米シティグループの株式ストラテジストは、4日公表されたリサーチノート(2日付)の中で、世界の株式は、今年上期に大幅下落しており、歴史的な基準からすると、特にその他の資産と比べて割安となっているとの見解を示した。
ストラテジストは「悪いニュースの大半が既に織り込まれているようだ」との見方を示している。
リサーチノートは「懸念事項が増加したことが、投資家の警戒姿勢の継続につながった」と指摘。「最大の懸念要因としては、金融機関の資金不足や利益に対するリスク、インフレの加速や金利の上昇などが挙げられる」としている。
世界の株式市場の指標となっているモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)ワールド・インデックスは今月に入って約2%下落。上期には12%下落した。
シティは、世界の株式市場の株価収益率は現在、14.3%で、過去10年に見られた平均水準と比べて低く、1990年代の平均も下回っていると指摘。「最近の株式市場の調整で、株価収益率は現在、80年代の平均をやや上回る水準となっている。株式は、債券と比べて、70年代と同じくらい割安だ」としている。
ロイターが、欧州大陸や米国、英国、日本の大手投資会社50社を対象に実施した調査によると、資産クラスの混ざった投資ポートフォリオの中の株式ポジションの平均比率は6月、前月の59.5%から56.9%に低下した。
シティは「新興国市場と英国を除く欧州をオーバーウエートとしている」一方、「英国と日本は引き続きニュートラルとし、米国とアジア太平洋地域の先進国はアンダーウエートとしている」ことを明らかにした。
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