EU、ロシア・ウクライナのガス紛争の解決を仲介へ

2009年 01月 8日 11:54 JST
 

 [モスクワ/キエフ 8日 ロイター] ロシアによるウクライナへのガス供給全面停止をめぐり両国の対立が深まる中、欧州連合(EU)が仲介に乗り出した。この問題では、スズキ(7269.T: 株価, ニュース, レポート)がハンガリーでの生産を一時停止せざるを得なくなるなど、日本企業の生産活動にも影響が出始めている。

 EU議長国を務めるチェコは7日、ロシアの天然ガス会社ガスプロム(GAZP.MM: 株価, 企業情報, レポート)のミレル社長と、ウクライナの国営エネルギー会社のナフトガスのドゥヴィーナ社長が、チェコのジーマン産業貿易相と欧州委員会のピエバルグス・エネルギー担当委員を交えて会談する予定であることを明らかにした。

 会談で、ウクライナ経由の欧州向けロシア産ガスの供給状況をモニターするEU調査団の受け入れに合意するよう両サイドに働きかける。

 またナフトガスは、ドゥヴィーナ社長とミレル社長との2者会談が行われる可能性もあるとしている。

 ロシアのガスプロムはウクライナ向け輸出価格交渉のもつれから、ウクライナへのガスの供給を今月1日に削減。7日には同国を通したガスの供給を全面的に停止した。ロシアのメドベージェフ大統領はウクライナのユーシェンコ大統領と7日夜電話で会談し「ウクライナへの割安価格でのガス供給も、優遇策もない」と通告するなど、解決の糸口は見えていない。

 ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟に向けた動きを警戒するロシアは、2006年1月にも同国向けのガス供給を削減した経緯がある。

 ウクライナ向けのロシア産ガスの供給がストップしたことを受け、ハンガリー政府は産業向けガス供給を制限し始めた。

 
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