訂正:UPDATE2: 米メリル第2四半期は予想上回る赤字、評価損94億ドル計上
*訂正:原文の訂正により、17日付けで配信した記事中のリストラ費用計上前の1株損失は「4.42ドル」を「4.95ドル」に訂正します。
[ニューヨーク 17日 ロイター] 米メリルリンチ(MER.N: 株価, 企業情報, レポート)が17日発表した第2・四半期決算は純損益が、モーゲージ関連などリスク資産の評価損計上などに伴い48億9000万ドルの損失となり、赤字幅は予想を上回った。また、財務基盤強化のため数十億ドルの資産を売却する方針を示した。
第2・四半期の1株損失は4.97ドル。赤字は4四半期連続。前年同期は20億7000万ドル(1株2.24ドル)の黒字だった。
純収入は75億ドルに減少。
リストラ費用計上前の1株損失は4.95ドル。ロイター・エスティメーツがまとめたアナリストの予想平均は1株損失1.94ドルだった。
債務担保証券(CDO)、住宅ローン、金融保証会社へのエクスポージャーなどに絡み94億ドルの評価損を計上した。
昨年クレジット危機が始まって以降、これまで約400億ドルの評価損を計上。累積純損失額は192億ドルに達している。オニール前最高経営責任者(CEO)は昨年10月に更迭されている。
メリルは、保有するブルームバーグの株式20%を44億3000万ドルで売却した。また、約35億ドル相当のフィナンシャル・データ・サービシズの過半数株式売却に向けても交渉している。
同社のセインCEOは四半期業績について「厳しい内容で落胆している」と述べた。
メリル株は通常取引ではJPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)決算が予想を上回ったことで9.8%上昇していたが、時間外では6%安の28.90ドルで推移。
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスはこの日、メリルが4四半期連続で大幅赤字を計上したことを理由に債務格付けを引き下げると発表した。
ムーディーズは、メリルリンチの債務格付けを1段階引き下げ「A2」とした。見通しは「安定的」。
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