UPDATE2: 監視委がSBIイートレード<8701.Q>に行政処分勧告、不正取引の対策不備で
* 6段落以降にイートレードの口座数やコメントを追加しました。
[東京 13日 ロイター] 証券取引等監視委員会は13日、SBIイー・トレード証券(8701.Q: 株価, ニュース, レポート)とユナイテッドワールド証券(東京都港区)に対し、行政処分を行うよう金融庁に勧告したと発表した。
イートレードには、インサイダー取引を防止するための法人情報の登録に関連して不備があったことが認められた。監視委幹部は同日会見で、「イートレードはネット証券の最大手で横綱のような存在。(情報管理などに関して)リードして欲しい会社がこれでは困る」と語った。ユナイテッドワールド証券に関しては検査の結果、システムリスク管理態勢などで不備が判明した。
事業会社の役員やその家族は内部者(インサイダー)情報に接する可能性があるため、不正取引を未然に防ぐ目的で、証券会社は事業会社の新規公開(IPO)で主幹事をする際、内部関係者に関する情報を登録し、その人物の売買を管理するよう求めている。日本証券業協会がこうした自主ルールを制定している。
しかし監視委によると、イートレードでは内部者登録について検証態勢が構築されず、登録漏れがあった。
イートレードは委託注文書を投資家から返還させてインサイダー取引ではないという確認を取るシステムを整備していたが、実際には「委託注文書の相当部分が返還されておらず、その後なにもチェック対応をしていなかった」(監視委幹部)という。このため法人関係情報に関する不正取引を防止するための売買審査が全く行われていない状況になっていた。監視委幹部は「ネット証券の最大手というのに検査官も驚いた」と、意外感をあらわにした。
イートレードはネット専業証券の最大手で、口座数は08年4月末時点で168万口座。監視委が前回検査に入った3年前の口座数は約60万口座(3月末時点)だったが、その後の急拡大で管理体制がずさんになっていた可能性を指摘する声もある。
イートレードは勧告が行われたことを「厳粛に受け止めより一掃の内部管理体制の強化・充実をはかっていく」とのコメントを発表した。監視委の指摘を受け、不正取引を監視するシステムの構築に着手したとしている。
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