GDPこうみる:国内景気のしぶとさ確認、資金流入は見込みづらい=RBS 山本氏

2008年 05月 16日 10:43 JST
 
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 <ロイヤルバンク・オブ・スコットランド ヘッドオブFXストラテジージャパン 山本雅文氏>

 

 うるう年の影響を除いても強い。米国の減速はあってもその他で外需が補われており、全般的に予想を上回った。日本景気はいいとまでは言えないが、しぶとい印象だ。一方で第1四半期が予想を上回った分とほぼ同程度、昨年第4四半期が下方修正されており、これまでの急激な上昇の反動も見られる。日銀は金融政策スタンスを中立にしたところで、GDPという過去のデータを持ってスタンスを変えるのは難しい。金利・為替相場への影響は限られるだろう。

 

 4月は日本の株式市場に1兆円超の資金流入があったが、週間ベースのデータを見ると、足元では海外勢の日本株買いも一巡したようだ。第1四半期は米GDPも0.6%から上方修正される見通しで、前日発表のユーロ圏GDPも予想を上回った。世界的な悲観論の後退につながる可能性はあるが、日本だけが特段にいいという訳でもない。日本へ大きく資金が流入するという状況でもないだろう。

 

 過度の悲観論が後退する形でドルは105円半ばまで上昇したが、今後は見通しづらい。米金利は横ばい、ユーロ圏も当面横ばいで利下げがいつになるのかという状況、日本も金利は横ばい、英国もインフレにはばまれ利下げが難しい。サブプライム問題も最悪期は脱したようだが、良くなるという方向性が出ているほどでもない。当面はレンジ相場が続くだろう。

 

 (東京 16日 ロイター)

 
 

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