株式こうみる:民間銀行への公的資金投入まで米金融不安は続く=三菱UFJ証券 藤戸氏

2008年 07月 29日 10:28 JST
 

 <三菱UFJ証券 投資情報部長 藤戸 則弘氏>

 米金融不安を終結させるために何をすべきかという結論は出ている。公的資金の投入だ。米政府系住宅金融機関(GSE)といった半官・半民の企業とは別に、民間銀行に公的資金を投入する道筋をつける必要がある。国民などからの反対も猛烈に出るだろうが断行せねば金融クレジット問題は根本的に解決しない。

 一部のマーケット参加者は米金融機関のオンバランス上の数字を見て一喜一憂しているが、決算発表を行ったばかりの米投資銀行大手メリルリンチMER.Nが追加増資を発表したのをみてもわかるように、問題はオールネットベースでどれだけ損失が発生する可能性があるかという点だ。

 日経平均が1万3000円を大きく割り込むようであればバリュエーション面での割安感が強まり信託などからの買いが下支える可能性はあるが上値を追う性質の買いではない。

 (東京 29日 ロイター)

 
 
写真

リスクマネーの動きが活発化しており、コモディティ市場においては需給面よりも金融商品市場としての色濃さが増している。  ブログ