UPDATE3: 三菱UFJ<8306.T>が米銀を3320億円で完全子会社化、米での買収戦略の第一歩
*アナリストコメントを加え、再構成しました。
[東京 12日 ロイター] 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)(8306.T: 株価, ニュース, レポート)は12日、約65%を出資するユニオンバンカル・コーポレーションUB.N(UNBC、米カリフォルニア州)を株式公開買い付け(TOB)により完全子会社化すると発表した。買い付け金額は約3320億円。米国での業務拡張の最初の一歩として位置づけ、今後、米金融機関の買収を進める際の中核銀行にする。
UNBCの完全会社化を機に、MUFGは米国での銀行買収戦略を加速させる見通しだ。MUFGは現在、マネー・ロンダリング防止策が不十分だとして米金融当局から行政処分を受けており、新規買収ができない状態。行政処分が解けた段階で、商業銀行を中心に買収を進めるとみられる。
同時に、完全子会社化によりMUFGは、UNBCの収益を100%グループに取り込み、グループ経営を強化する。薮田健二広報部長によると、今回の完全子会社化で、UNBCの最終利益(07年決算で630億円)のうち、少数株主に放出されてきた約3分の1の約200億円をグループに取り込める。MUFGはUNBCの65.4%を保有しているため、グループに取り込める利益も同比率にとどまっていた。少数持ち分株主の排除により、グループ全体の戦略を機動的に実施できるようにするほか、リスク管理もスムーズになるとしている。
MUFGは「グループ総合力の強化」を重要な戦略に挙げており、2007年9月には三菱UFJ証券を完全子会社化したほか、08年5月には三菱UFJニコスの完全子会社化を決めた。今回のUNBCの完全子会社化も、同戦略の一環としている。 続く...
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