弱含み、為替や原油価格への警戒感強まる=今週の東京株式市場

2008年 05月 12日 07:32 JST
 
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 [東京 12日 ロイター] 今週の東京株式市場は、弱含みの展開となりそうだ。金融問題や景気の先行きに対する行き過ぎた楽観論が修正を迫られつつある。2009年3月期の低調な企業業績見通しは、ある程度織り込んだ一方で、為替が再び円高に振れていることや、原油価格が最高値を更新したことを受けて警戒感が強まり、上値が重くなりそうだ。

 これまでの上昇ピッチが速かったこともあり、テクニカル面でも調整が入りやすいタイミングで、日経平均1万4000円以上の上値は追いづらいとの見方だ。

 今週の日経平均株価の予想レンジは、1万3200円─1万4000円。

 

 <金融不安や原油価格の動向次第では株価に下押し圧力>

 

 9日の米国株式市場は、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)の第1・四半期決算が過去最大の赤字となったことで金融セクターをめぐる懸念が再燃したほか、米原油先物価格が126ドルを突破したことでインフレ懸念が高まり反落した。「AIGのようなネガティブなニュースが続けば、ドル安/円高の懸念もくすぶり、日本株の上値を抑える」(三菱UFJ証券シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏)との指摘が出ている。

 今週の国内株式市場は、円高・原油高が下押し圧力となりそうだ。国内の企業業績についても、2009年3月期の減益予想はある程度織り込んだが、9日午後に事前予想を下回る見通しを発表した三井化学(4183.T: 株価, ニュース, レポート)、住友化学(4005.T: 株価, ニュース, レポート)が大きく売られるなど業績悪に対する感度は高い。決算発表ピークの15日に向けて、企業側の業績予想に一喜一憂する相場が続くと予想される。

 

 <パニック的な売りは通過、押し目は買いとの見方も>

 

 日経平均は3月17日の年初来安値(1万1691円)から急ピッチで上昇し、テクニカル面でも調整が入りやすいタイミングとみられている。「買い戻し相場に一巡感があり、次の上昇相場に向けた材料が乏しい。インフレ警戒感から金融引き締めバイアスがかかるようであれば、株式市場には重荷になる」(新光証券マーケットアナリストの高橋幸男氏)と市場関係者はいう。

 スケジュール面では国内で15日に3月機械受注、16日に1─3月期GDP速報などが予定されている。米国では13日に4月小売売上、15―16日にかけて住宅関連の指標が出る。これらの指標から先行きに対する明るい兆候がみられれば、株価にとって好材料になる可能性もある。

 

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 (ロイターニュース 石渡亜紀子記者)

 
 

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