現在の株式市場の反発はベアマーケットラリーに過ぎない=ソロス氏

2008年 05月 22日 09:13 JST
 

 [ロンドン 21日 ロイター] 著名投資家のジョージ・ソロス氏は21日、金融当局がクレジット危機に対処できない可能性が高いので、現在の株式市場の反発は「ベアマーケットラリー(弱気相場の一時的上昇)」に過ぎないとの認識を示した。

 ロンドン大学大学院主催のセミナーで「現在市場では、この危機は過去のもとと同様との見方が大勢になっている。相場はこの見方で上昇している。実際はしかし、当局はこれらの危機に対処できるとの誤った考えに基づくベアマーケットラリーに過ぎない」と述べた。

 実質的に経営破たんしたベアー・スターンズBSC.NがJPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)に買収され倒産を回避したことなどを受け、株価は世界的に反発している。

 英FT100種総合株価指数.FTSEは3月に5500を割り込んでいたが、現在は6200近辺で推移している。

 同氏はそのうえで、世界経済は日本型の景気減速には陥らないものの、同時に年末に回復する可能性も低いと指摘した。

  

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