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MRF残高2月は10.07兆円、預金などに流出の可能性=投信協
2016年3月11日 / 08:21 / 2年前

MRF残高2月は10.07兆円、預金などに流出の可能性=投信協

 3月11日、投資信託協会が発表した2月末時点のMRFの運用資産残高は前月比3285億円減の10兆0720億円となった。写真は都内で2014年12月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

[東京 11日 ロイター] - 投資信託協会が発表した2月末時点のマネー・リザーブ・ファンド(MRF)の運用資産残高は前月比3285億円減の10兆0720億円となった。投信協によると、流出した資金は、銀行預金や他の金融商品に流れた可能性がある。国内株式の投信は4807億円の資金純増となり、株価低迷の局面で資金が入っていることも裏付けられた。

投信協などは日銀に対し、MRFのような日々決算型の投信から信託銀行に流れ、最終的に日銀の当座預金残高に入る資金をマイナス金利の適用外にするよう要請している。

すでに利回りが低下している中で、証券投資の玄関口の役割を果たすMRFが、さらなる運用環境の悪化で元本割れの可能性が高まり、安心して利用できなくなるためだ。

この日会見した投信協の幹部は、日銀への要請について、決済機能を持つ「MRFの性格について十分配慮し、対応をお願いしたい」と述べた。

日銀とは「いろんなレベルで意見交換させてもらっている」という。ただ、現時点では「特別(日銀から)感触を受けていることはない。引き続き対話を続けていく」とした。

同様にマイナス金利の導入を受けて運用難に陥ったマネー・マネジメント・ファンド(MMF)で、一部の運用会社は、MMFの繰り上げ償還や顧客への資産返却を決めた。2月のMMFの資産残高は、前月から2291億円減り、1兆3915億円になった。

一方、投資信託全体の残高は88兆8597億円となり、2014年10月以来初めて90兆円の大台を割り込んだ。日銀のマイナス金利決定後に進んだ円高により、今年2月の株式相場は大幅安になり、投資家の心理が冷え込んだのを裏付けた。

江本恵美 編集:内田慎一

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