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インタビュー:4―6月期原料炭の調達価格は190ドル台前半=新日鉄住金常務
2017年6月16日 / 09:02 / 3ヶ月前

インタビュー:4―6月期原料炭の調達価格は190ドル台前半=新日鉄住金常務

 6月16日、新日鉄住金の谷水一雄常務執行役員はロイターとのインタビューで、4―6月期の原料炭の調達価格は1トンあたり「190ドル台前半」との見通しを示した。原料炭の調達価格は過去30年以上、海外資源メジャーとの価格交渉により、いわゆるベンチマークを決めてきたが、4―6月期分から市況連動に切り替える。写真は都内で2012年11月撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 16日 ロイター] - 新日鉄住金(5401.T)の谷水一雄常務執行役員はロイターとのインタビューで、4―6月期の原料炭の調達価格は1トンあたり「190ドル台前半」との見通しを示した。原料炭の調達価格は過去30年以上、海外資源メジャーとの価格交渉により、いわゆるベンチマークを決めてきたが、4―6月期分から市況連動に切り替える。

すでに市況連動となっている鉄鉱石は、12―2月期のスポット価格指標の平均で4―6月期の価格を決めている。しかし、4―6月期の原料炭価格は4―6月期や3―5月期など、足元の価格を反映させた形で決める。原料炭については、S&Pグローバル・プラッツなど3つの情報会社が算出する指標を参照し、四半期ごとの価格を算定する。

これによる業績や鋼材価格交渉への影響については「ない。中立に近い」という。そのうえで、鋼材の販売価格については、原料価格の動向を自動的に反映させるようにしたいとしたが「これからの相談事」と述べるにとどめた。 原料炭購入契約は「購入量を年間で決める長期契約は変わらない」といい、原料の安定調達には変化はない。

原料炭は3カ月ごとの相対交渉で価格を決めてきたが、原料炭の生産・消費国である中国の政策の変化や自然災害などで乱高下することが多くなった。

今年1―3月期の調達価格は1トンあたり285ドルと、前年同期の81ドルから大幅に上昇。その後、3月末にオーストラリアの原料炭産地をサイクロンが直撃したことを受け、複数の大手鉱山会社が不可抗力条項の発動を宣言し、原料となる強粘結炭の価格が急騰。

足元では落ち着きつつあるものの、本来は3月中に決着しているはずの4―6月期の原料炭価格が、今月に入っても決まっていなかった。

インタビューは15日に実施した。

清水律子 大林優香 編集:田中志保

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