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韓国ハイテク株、北朝鮮問題でも堅調 決算など好感
2017年4月28日 / 06:24 / 5ヶ月前

韓国ハイテク株、北朝鮮問題でも堅調 決算など好感

 4月28日、北朝鮮を巡る緊張が高まっているが、韓国のハイテク株は好調に推移している。写真のモデルが見せているのは、好決算を受けて上場来高値に上昇したサムソン電子のスマートフォーン「ギャラクシーS8」。韓国ソウルの同社ビルで13日撮影(2017年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ニューヨーク/サンフランシスコ 28日 ロイター] - 北朝鮮を巡る緊張が高まっているが、韓国のハイテク株は好調に推移している。市場では、好決算や大型投資が好感されており、有事のリスクは低いとの見方が根強いようだ。

朝鮮半島有事で、ハイテク大手のサムスン電子(005930.KS)、LGディスプレー(034220.KS)、SKハイニックス(000660.KS)などの操業がストップした場合、世界のスマートフォン、テレビ、コンピューター、タブレットの生産に甚大な影響が及ぶ恐れがある。

だが、韓国の金融市場には引き続き資金が流入。株式市場での資金調達も活発だ。

サムスン株とハイニックス株を保有するフェデレーテッド・インベスターズ(ニューヨーク)のシニア・ポートフォリオ・マネジャー、ジェフ・パザネス氏は「北朝鮮とトランプ米大統領から威勢の良い発言が出ているが、それ以上のことは起きないだろう」と指摘。北朝鮮の核実験で株価が値下がりすれば、買いを入れると述べた。

トランプ政権が韓国を軍事支援する方針をあらためて確認したことも、安心感につながっているという。

韓国株は、年初から9%上昇。サムスン電子など大手輸出企業の好調な業績が支えとなっている。

28日のサムスン電子株は、好決算を受けて上場来高値に上昇。ハイニックス、LGディプレーなど米アップル(AAPL.O)の取引先も、業績は好調だ。

ジャナス・キャピタル・グループ(シンガポール)の株式アナリスト、ジョン・テン氏は「(北朝鮮を巡る)緊張で、心理面のリスクは浮上するかもしれないが、ファンダメンタルズ面のリスクではない」と指摘。

「部品の在庫を積み増そうとする動きが出るかもしれないが、生産能力の拡大という点では、メモリーメーカーの規律は非常に良くとれている」と述べた。

アリアンツ・グループのチーフ・エコノミック・アドバイザー、モハメド・エラリアン氏はロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラムで、投資家はもう少し批判的な目で自分のエクスポージャーを眺める必要があるが、有事のリスクを無視することに慣れてしまったと指摘。「(リスクを無視することで)大きな利益をあげている」との見方を示した。

朝鮮半島で軍事衝突が起きた場合、特に甚大な影響を受ける恐れがあるのがメモリー市場だ。サムスンとハイニックスの主力事業は、韓国国内に集中している。

両社は、フラッシュメモリー市場で計50%近くシェアを維持。DRAM市場の合計シェアは、全体のほぼ3分の2に達している。

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