Reuters logo
NY市場サマリー(7日)
2017年3月7日 / 22:58 / 7ヶ月前

NY市場サマリー(7日)

[7日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対して小幅上昇。米連邦準備理事会(FRB)が来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切るとの観測が強まっていることが背景。

終盤のドル指数.DXYは0.15%高。欧州の主要通貨が全般に軟調に推移したことがドルの追い風になった。

アナリストからは、2月の米雇用統計の発表を10日に控えてドルは値動きが小さくなっているとの声が聞かれた。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジのチーフ・マーケット・アナリスト、オマー・エシナー氏は「次回FOMCで利上げをするとの観測がこれほど高まっていることを踏まえると、ドルがもっと反応してもおかしくなかった」と指摘。「米雇用統計の発表を前にした先行き不透明感や、トランプ米政権の財政政策が不透明なことなどがドルの上値を重くした」と述べた。

ポンド/ドルGBP=D4は7週間ぶりの安値をつけた。消費支出に関する経済指標が弱い数字となり、欧州連合(EU)離脱手続きの開始を控えた英国の景気が減速しているとの警戒感が強まった。

スイスフランCHF=は対ドルで1月11日以来の水準に下落し、対ユーロでも1月25日以来の安値をつけた。アナリストによると、スイス国立銀行(中央銀行)の外貨準備高が増加しているとの報道や、ジョルダン中銀総裁がスイスフランは大幅に過大評価されていると述べたことなどがスイスフランを圧迫した。

BKアセット・マネジメントのマネジングディレクター、キャシー・リェン氏は、ジョルダン総裁の発言からスイス中銀はフラン安を維持する方針だと読み取れると指摘。「ドルが上昇基調にあることも重なり、フランは対ドルで下げた」と話した。

<債券> 国債価格が下落、利回りは上昇し、30年債利回りは約1カ月ぶりの高水準となった。米連邦準備理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを行うとの観測が広がるなか、午後行われた3年債入札は精彩を欠く内容となった。

3年債入札は、最高落札利回りが1.630%と、3年債としては2010年4月以降で最高となった。応札倍率は2.74倍。8日は10年債、9日には30年債の入札が行われる。

BMOキャピタルマーケッツのアナリストは、「FOMCを前にこれだけのデュレーションリスクをとることは難しい」と述べた。市場は来週の利上げの可能性を見極める上で10日に発表される2月の雇用統計に注目している。8日には2月のADP民間雇用者数が発表されるが、ロイターのエコノミスト予想は19万人増で前月の24万6000人増から鈍化する見込み。

CMEグループのFEDウオッチによると、金利先物が織り込む来週の利上げ確率は84%で、前日終盤から変わらず。

終盤の取引で10年債利回りは2ベーシスポイント(bp)上昇し2.514%。30年債利回りは約2bp上昇し3.114%。一時2月3日以来の高水準をつけた。

<株式> 主要株価指数が下落して取引を終了した。医薬品株と金融株が売られ、S&P総合500種とダウ工業株30種は過去1カ月余りで初めての2営業日続落となった。

トランプ米大統領が薬価を引き下げる「新たな制度」に取り組むと表明したことが医薬品株を圧迫。大統領はまた、下院共和党が前日公表した医療保険制度改革(オバマケア)の代替案を支持する考えを示したが、法案は交渉の余地があると指摘した。

S&Pヘルスケア株指数.SPXHCは0.7%低下、NYSEアーカ医薬品株指数.DRGは0.9%下げた。

S&P金融株指数.SPSYは0.3%低下。ウェルズ・ファーゴ(WFC.N)とJPモルガン・チェース(JPM.N)の下落が金融株指数を押し下げた。

写真・動画共有アプリのスナップチャットを運営するスナップ(SNAP.N)は9.8%下落。上場時の急騰を踏まえてアナリストが同社株に示した投資判断が、空売りを誘った。

ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)(HPE.N)はデータストレージのニンブル・ストレージNMBL.Nを現金10億9000万ドルで買収する方針を明らかにした。これを受けてニンブルは46.3%急騰、HPEは1.1%安となった。

衛星放送のディッシュ・ネットワーク(DISH.O)は4.5%高。同社株がS&P総合500種の構成銘柄に組み入れられると発表されたことが好感された。

<金先物> 対ユーロでのドル高に伴う割高感などに圧迫され、6営業日続落した。4月物の清算値は 2月1日以来 約1カ月ぶりの安値となった。

14、15両日に開かれる米FOMCでの利上げ決定がほぼ確 実視される中、金利を生まない資産である金相場は朝方からほぼ一本調子で下落。テクニ カル要因による売りが出たほか、対ユーロでのドル高に伴う割高感も相場を圧迫した。 この日朝方に発表された1月の米貿易統計は、貿易赤字が4年10カ月ぶりの高水準となったが、市場予想と一致したため、これに対する 反応は乏しかった。市場の注目は週末10日に公表される米雇用統計に集まっている。

<米原油先物> 小幅続落。米国内の原油在庫の積み上がりに対する懸念などが重しとなった。

前日、国際エネルギー機関(IEA)が今後5年間の石油市場見通しの中で、 2020年以降は需要の増加を背景に供給不足に陥る可能性があるとしたことなどから、 相場はこの日未明からジリ高で推移した。

ただ、午前にいったん53.80ドルまで上昇すると、流れは反転。米国内でのシェー ルオイル生産の拡大の動きが足かせとなったもよう。ロイターがまとめた最新調査で も、3日までの1週間の米原油在庫が190万バレル増と9週連続の積み増しが見込まれ ており、投資家心理を圧迫。午後にかけて徐々に売りが膨らみ、小幅ながらマイナス圏に 沈む展開となった。 

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below