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NY市場サマリー(27日)
2016年6月27日 / 21:56 / 1年前

NY市場サマリー(27日)

[27日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ポンドが続落した。英国の欧州連合(EU)離脱決定に伴う先行き不透明感が嫌われ、対ドルで一時31年ぶりの安値に沈んだ。

ドルはユーロやスイスフランに対しても上昇したが、対円では小幅安となった。日本の当局による円売り介入への警戒感が根強かったため、ドルの下値は限定的だった。

ポンド/ドルGBP=D4は1985年半ば以来の安値となる1.3122ドルまで売られる場面があった。英国のオズボーン財務相が経済状況は良好だと発言し、政府とイングランド銀行(英中央銀行、BOE)が追加措置を講じる可能性に言及したが、ポンド安の流れを食い止めることはできなかった。今後スコットランドが単独でEUと残留交渉に乗り出す可能性などへの懸念も、ポンドを圧迫した。

S&Pの英国格付け引き下げは、織り込み済みと受け止められて反応は乏しかった。

<債券> 英国のEU離脱決定の影響が続き、国債利回りが大幅低下した。英国のEU離脱が世界経済に打撃を与えるとの懸念から欧米株への売りが膨らみ、安全資産とされる国債市場への資金流入が加速した。

また格付け会社S&PがEU離脱決定による悪影響を理由に、英国の格付けを「トリプルA」から2段階引き下げ「AA」としたことも、米国債需要を押し上げた。

日英独の長期債利回りが過去最低かマイナス圏に沈む中、相対的に利回りが高い米国債の投資妙味が増す構図となっている。

<株式> 続落。英国のEU離脱決定が引き続き影響し、2営業日としては約10カ月ぶりの大幅な下げを記録した。

ハイテク銘柄は、英国のEU離脱決定で設備投資が落ち込むとの警戒感から売り込まれた。原材料株.SPLRCM、金融株.SPSY、エネルギー株数.SPNYも全般に軟調。S&P総合500種のセクター別指数は10業種のうち公益株.SPLRCUと通信株.SPLRCLを除く8業種が下落した。

S&P総合500種は過去2営業日の下落率が5.3%と、2015年8月以来で最大となった。

米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退したことで銀行株の下げがきつかった。為替市場でポンドが31年ぶりの安値を付ける一方でドルが上昇し、海外売上高比率の高い銘柄が売られた。

<金先物> 英国のEU離脱決定を背景に小幅続伸した。23日の英国民投票でEU離脱が決まったことを受けて、世界経済の先行き不透明感が強まる中、投資家心理が悪化。リスク資産である株式や原油が売られる一方、「質への逃避先」として金塊が買われやすくなっている。

ただ、前週末に約2年ぶりの高値を付けたことで利益確定の売りが出やすかった上、外国為替市場でドル買い・ユーロ売りが進行したことから金相場は割高感から圧迫されたため、取引終盤にかけては上げ幅を縮小した。

<米原油先物> 英国のEU離脱決定を受けた世界的な先行き不透明感の強まりを嫌気し、続落した。

この日も投資家の動揺は収まらず、原油先物は欧米株などと並んでリスク回避の手じまい売りに押され、未明以降はジリ安で推移。外国為替市場でドル高・ユーロ安基調が続き、ドル建て商品に割高感が生じていることも原油相場の重しとなった。

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