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NY市場サマリー(6日)
2017年6月6日 / 21:51 / 4ヶ月前

NY市場サマリー(6日)

    [6日 ロイター] -    
    <為替> ドルが円に対して過去6週間強で最低の水準に下落した。8日に予定される一連
の重要イベントを控えて警戒感が強まる中、米国債利回りが低下したことを受け、ドルを売る動
きが強まった。
    投資家の間では、8日に行われる英総選挙と欧州中央銀行(ECB)理事会、米連邦捜査局
(FBI)のコミー前長官の議会証言を巡る懸念から、リスクの低い債券などの安全資産を買う
動きが広がった。
    OANDA(トロント)のシニア通貨アナリスト、アルフォンソ・エスパルサ氏は「8日の
イベントを前に不安が強まっているのだと思う」と述べた。またジェフリーズ(ニューヨーク)
のマネジングディレクター、ブラッド・ベッチェル氏は「ドル/円を動かしているのはテクニカ
ル分析の節目水準を割り込んだことに加え、安全資産への逃避(の需要)だ」と語った。
    5月にトランプ米大統領に解任されたコミー前長官は8日、昨年の米大統領選におけるトラ
ンプ陣営とロシアとの関与を巡る捜査をやめるよう圧力があったかどうかについて、上院情報特
別委員会で証言する。こうした状況に伴う懸念から市場では、トランプ政権が経済成長を促進す
る公約を実行する能力に対する疑念が強まり、ドルの重しとなっている。
    エスパルサ氏は、8日の議会証言を控えてドル/円が106円まで下げる可能性があると話
した。
    
    NY外為市場:
    
    <債券> 長期債利回りが一時7カ月ぶりの水準に低下した。8日に英総選挙、ECB理事
会、トランプ米大統領に解任されたコミー前FBI長官の議会証言と3件の重要なイベントを控
え市場は神経質になっており、安全資産としての米国債に買いが入った。
    市場関係者は、中国人民元相場が対ドルで安定化するなか中国政府が適切な状況下で米国債
保有を増加させる用意があるとブルームバーグが報じたことも米債買いの材料となったとしてい
る。
    終盤の取引では2.141%。DRWトレーディングの市場ストラテジスト、ルー・ブライ
エン氏は、この水準、もしくはこれを下回る水準で取引を終えれば心理的な節目となっている2
.0%を試しにいくと指摘。テクニカルな状況に加え「さまざまなリスクイベント」が作用して
いると述べた。
    MUFG(ニューヨーク)の金利ストラテジスト、ジョン・ハーマン氏は、トランプ氏の財
政政策は市場の期待に沿ったものにならない可能性があることから、米10年債利回りが3%台
に乗せる公算は小さいと予想。
    「民主党がトランプ氏に死に物狂いで対抗し、共和党が主導権をとることに失敗すれば、ト
ランプ政権の財政刺激策はそもそも初めから頓挫する」とし、その場合は「10年債利回りはわ
れわれのモデルが示すより早い時期に1.30%に向けて低下する」との見方を示した。
        
    米金融・債券市場:
    
    <株式> 続落して引けた。解任されたコミー前FBI長官の議会証言や英総選挙など、相
場に重大な影響を及ぼす可能性があるイベントが集中する8日を前に、買い手控えムードが広が
った。
    アベル・ノーザーのアンソニー・コンロイ社長は「8日には多くの材料がある。株式市場が
ある程度動意づく局面を期待しているのなら、恐らく8日と9日がそうなる」と語り、何が起き
ても対応できるようにそれまでにポジションを多少軽くしておく必要があるとの見方を示した。
    小売りのウォルマート・ストアーズは1.7%安。アマゾン・ドット・コム<AMZN.O
>が、米政府から社会保障を受けている低所得者にプライム会費の値引きをすると発表し、ウォ
ルマートの顧客層取り込みを狙う姿勢を示したことが影響した。アマゾンは0.8%下げた。
    百貨店のメーシーズは、粗利益率の悪化見通しが嫌気されて8.2%下落。つれて他
の百貨店株も軒並み売られ、JCペニーが4.1%、シアーズが2.5%、ノ
ードストロームは3.6%それぞれ下げた。
    
    米国株式市場:
    
    <金先物> コミー前FBI長官に対する議会公聴会などを8日に控えて警戒ムードが広が
る中、3営業日続伸した。
    この日の金相場は早朝から上げ幅を徐々に拡大した。コミー前FBI長官は上院情報特別委
員会で8日に開く公聴会で、ロシア政府による米大統領選介入疑惑などについて証言する見通し
。トランプ米大統領が疑惑に対する捜査を妨害していたことなどが明らかになれば、政治的混迷
が一段と深まるのは必至。このため、投資家の間でリスク回避ムードが広がり、安全資産とされ
る金に買いが入った。
    また、同日には英総選挙も予定されており、欧州情勢に対する先行き不透明感が強まったこ
とから、投資家のリスク選好意欲が後退する中、金には「質への逃避」買いが入ったもようだ。
このほか、外国為替市場では米長期金利の低下でドル売り・ユーロ買いが進行。ドル建てで取引
される金塊などの商品に割安感が生じたことも相場を押し上げる要因になったとみられる。 
        
    NY貴金属:
    
    <米原油先物> 原油先物相場は、ドル安・ユーロ高の進行に伴う割安感などから買いが入
り、反発した。上伸は3営業日ぶり。
    サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)など複数のアラブ諸国は前日、過
激派組織「イスラム国」(IS)などを支援しているとしてカタールとの外交関係を断絶すると
発表。石油輸出国機構(OPEC)に加盟するカタールの産油量は小規模だが、産油国間の足並
みの乱れでOPEC主導の協調減産に悪影響が及ぶのではないかとの懸念が広がっていたことか
ら、この日の原油相場も昼前までは弱含みに推移していた。
    ただ、外国為替市場では朝方からドル売り・ユーロ買いが進行。ドル建てで取引される原油
に割安感が生じたほか、テクニカル要因などによる買い戻しも入ったことから、相場は一気に反
転上昇。この日の高値付近で清算値が確定した。クウェートのマールゾウク石油相が6日、カタ
ールは引き続き協調減産に取り組むことを明らかにしたとの報などが相場の下支え要因になった
もよう。
        
    NYMEXエネルギー:
    
    
 
       ドル/円 NY終値     109.40/109.41                                           
                     始値            109.45                                           
                     高値            109.63                                           
                     安値            109.23                                           
   ユーロ/ドル NY終値     1.1275/1.1280                                           
                     始値            1.1248                                           
                     高値            1.1283                                           
                     安値            1.1241                                           
                                                                                      
                                 米東部時間                                           
     30年債(指標銘柄)          17時03分    103*26.00    2.8107%             
                               前営業日終値    103*06.50    2.8400%                   
      10年債(指標銘柄)          17時05分    102*01.50    2.1451%             
                               前営業日終値    101*23.50    2.1800%                   
       5年債(指標銘柄)          17時05分    100*05.75    1.7122%            
                               前営業日終値    100*01.50    1.7400%                   
       2年債(指標銘柄)          16時44分     99*29.00    1.2980%            
                               前営業日終値     99*28.50    1.3060%                   
                                                                                      
                                      終値       前日比         %                   
         ダウ工業株30種          21136.23       -47.81      -0.23        
            前営業日終値          21184.04                                           
           ナスダック総合           6275.06       -20.63      -0.33         
            前営業日終値           6295.68                                           
       S&P総合500種           2429.33        -6.77      -0.28        
            前営業日終値           2436.10                                           
                                                                                      
      COMEX金 8月限            1297.5        +14.8                          
             前営業日終値            1282.7                                           
      COMEX銀 7月限            1771.0        +12.9                          
             前営業日終値           1758.1                                            
      北海ブレント 8月限             50.12        +0.65                            
             前営業日終値             49.47                                           
      米WTI先物 7月限             48.19        +0.79                          
             前営業日終値             47.40                                           
           CRB商品指数          178.0767      +0.7812                      
             前営業日終値          177.2955                                           
   

    
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