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NY市場サマリー(8日)
2017年6月8日 / 22:03 / 3ヶ月前

NY市場サマリー(8日)

    [8日 ロイター] -    
    <為替> ドルが上昇。コミー米連邦捜査局(FBI)前長官の議会証言に市場が驚くよう
な内容が見当たらず、安心感が広がった。ユーロは欧州中央銀行(ECB)の物価見通し引き下
げを受けて値下がりした。
    コミー氏は、自身を解任したトランプ大統領を批判したものの、米大統領選へのロシアの干
渉疑惑を巡る捜査に司法妨害があったかどうかの判断は保留した。
    ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨戦略グローバル責任者マーク・チャンドラー氏は「
(証言内容に関して)前日に知り得なかった情報は何もない。わたしにとって、反応すべき要素
はゼロだった」と話した。
    一方ユーロは下落。ECBが物価上昇率見通しを引き下げたほか、将来のテーパリング(資
産買い入れの段階的縮小)の議論はしなかったと明らかにしたことが響いた。
    オアンダのチーフ通貨ストラテジスト、ディーン・ポップウェル氏は、ECBが示した今後
の物価上昇率の軌道は市場の想定をやや下回り、ユーロを圧迫したと指摘した。
    ポンドは、英総選挙の結果をにらみながら不安定な値動き。
    
    NY外為市場:
    
    <債券> 国債利回りが上昇した。この日はコミー米FBI前長官が上院公聴会で証言した
がトランプ政権とロシアとの癒着を巡る疑惑について新たな情報は提供せず、市場の注目は来週
予想されている米連邦準備理事会(FRB)の利上げに集まっている。
    ジェフェリーズの短期金融市場エコノミスト、トム・シモンズ氏は「高官による違法行為の
証拠は出てこなかったため、市場では警戒感が低下している」と指摘。シーポート・グローバル
・ホールディングスのマネジング・ディレクター、トム・ディ・ガロマ氏は、予想される来週の
利上げが市場のより大きな動意となっていると述べた。
    金利先物相場は13─14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通りに利上げが決定
される確率は100%であることを示す水準にある。
    この日はECBが予想通り金融緩和策の維持を決定。ECBの決定、およびドラギECB総
裁の発言を受け、朝方の取引で米国債利回りが低下する場面もあった。
        
    米金融・債券市場:
    
    <株式> S&P総合500種とダウ工業株30種が横ばい圏で終了、ナスダック総合指数
は終値として過去最高を更新した。コミーFBI前長官の議会証言を受け、金融株やインフラ関
連株などに投資する「トランプトレード」が復活した。
    市場は、トランプ政権が捜査に左右されずに減税や規制改革の政策を推進できるかどうかを
懸念していた。
    ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートのシニア株式ストラテジスト
、スコット・レン氏はコミー氏の証言について「仮に暴露されるような情報が存在するのであれ
ば、これまでの証言内容以上の発言が聞かれていただろう」と述べた。
    セクター別では、S&P500金融株指数が1.1%上昇。S&P建設・エンジニ
アリング株指数は1.4%高、S&P建設・素材株指数は1.5%高
となった。
    ロス米商務長官は、国家安全保障に関する米鉄鋼業界への調査で国内の鉄鋼メーカーと消費
者の保護を追求する方針を示した。これが追い風となってS&P鉄鋼株指数は4
.1%上昇した。一方、米国債利回りの低下に伴って公益株は売られ、S&P公益株指数<.SPLR
CU>は0.88%低下した。
    個別銘柄では、百貨店のノードストロームが10.3%高。同社を支配するノード
ストローム一族のメンバーの一角が同社株式の非公開化を検討していることが明らかになった。
    中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングは13.3%上昇。同
社は2018年度の売上高が45─49%増加するとの見通しを示した。アリババ株の15.5
%を保有するヤフーは10.2%上昇した。
    半導体のエヌビディアは7.3%高。同社株についてシティグループは強気の判断
を示し、株価は長期的には300ドルに達する可能性があるとした。
    
    米国株式市場:
    
    <金先物> 金塊先物相場は、外国為替市場でドル高・ユーロ安が進行し、ドル建てで取引
される金に割高感が強まったことから売られ、続落した。
    ECBはこの日、インフレ見通しを引き下げる一方、ドラギ総裁が会見で、理事会では量的
緩和を段階的に縮小する「テーパリング」については議論されなかったと発言したため、外為市
場ではユーロが対ドルで下落した。
    この日はコミーFBI前長官が上院公聴会で、ロシア政府による米大統領選介入疑惑をめぐ
る問題で証言したが、事前の報道内容通りでサプライズな発言が出なかったことから、相場には
さほど大きな影響を与えなかった。また、同日は英総選挙の投票も開始されたため、昼ごろから
は投資家の様子見ムードも強まった。 
        
    NY貴金属:
    
    <米原油先物> 前日の米エネルギー情報局(EIA)週報を受けた失望売りは一服したが
、新規の買い材料に乏しく小幅続落した。
    前日の清算値が5%超急落し、約1カ月ぶりの安値で確定した後、相場は小幅プラス圏をほ
ぼ横ばいに推移していた。しかし、朝方になると売りが再燃し、一時は45.20ド ルまで下
げ幅を拡大。武装勢力による攻撃で稼働停止に追い込まれていたナイジェリアの 主要送油管「
フォルカドス」原油の輸出に対する不可抗力条項が解除されたとの報に加え、リビアの産油量も
順調に増えつつあるとの観測などが重しとなった。
    ただ、その後は売り買いが交錯し、相場は一進一退の展開。前日に公表されたEIA週報で
は、原油在庫が予想外に増加した上、石油製品在庫の積み増し規模も大きかったため、相場急落
の引き金となった。しかし、同週報ではアラスカを除く米48州の産油量が18週ぶりに減少し
たことも明らかになったため、この日は安値圏で買い戻しが入り、相場を下支えした。 
        
    NYMEXエネルギー:
    
    
  
       ドル/円 NY終値     109.97/110.04                                           
                     始値            110.09                                           
                     高値            110.38                                           
                     安値            109.86                                           
   ユーロ/ドル NY終値     1.1212/1.1216                                           
                     始値            1.1235                                           
                     高値            1.1263                                           
                     安値            1.1196                                           
                                                                                      
                                 米東部時間                                           
     30年債(指標銘柄)          17時05分    102*31.50    2.8510%             
                               前営業日終値    103*09.00    2.8370%                   
      10年債(指標銘柄)          17時05分    101*20.00    2.1920%             
                               前営業日終値    101*23.50    2.1800%                   
       5年債(指標銘柄)          17時05分     99*31.75    1.7516%            
                               前営業日終値    100*01.00    1.7430%                   
       2年債(指標銘柄)          17時05分     99*27.50    1.3223%            
                               前営業日終値     99*28.00    1.3140%                   
                                                                                      
                                      終値       前日比         %                   
         ダウ工業株30種          21182.53        +8.84      +0.04        
            前営業日終値          21173.69                                           
           ナスダック総合           6321.76       +24.38      +0.39         
            前営業日終値           6297.38                                           
       S&P総合500種           2433.79        +0.65      +0.03        
            前営業日終値           2433.14                                           
                                                                                      
      COMEX金 8月限            1279.5       ‐13.7                          
             前営業日終値            1293.2                                           
      COMEX銀 7月限            1741.4       ‐20.6                          
             前営業日終値           1762.0                                            
      北海ブレント 8月限             47.86       ‐0.20                            
             前営業日終値             48.06                                           
      米WTI先物 7月限             45.64       ‐0.08                          
             前営業日終値             45.72                                           
           CRB商品指数          176.0976      +0.4867                      
             前営業日終値          175.6109                                           
  

    
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