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NY市場サマリー(11日)
2015年3月11日 / 22:25 / 3年前

NY市場サマリー(11日)

[11日 ロイター] - <為替> ユーロ売りが加速、ユーロは対ドルで12年ぶりの安値を更新して1.05ドルの大台に近づいた。欧州中銀(ECB)の量的緩和(QE)開始を受けて、ユーロ圏の多くの国で国債利回りが過去最低水準に低下する中、ユーロが主要通貨に対して売られた。

バンクオブアメリカ・メリルリンチ(ロンドン)の欧州G10外為戦略部門責任者のアサナシオス・バンバキディス氏は「ユーロは短期的に難なくパリティに達することができるだろう」との見通しを示した。

11日の欧州債券市場では、ドイツ2年債利回りDE2YT=TWEBは過去最低のマイナス0.241%、フランス2年債利回りFR2YT=TWEBもマイナス0.149%に低下している。

ユーロは円やポンドに対しても売られ、ユーロ/円EURJPY=は18カ月ぶり安値の128.29円、ユーロ/ポンドEURGBP=D4は0.70145ポンドを付けた。

一方ドルは全面高。ドルの主要6通貨に対するドル指数は約12年ぶり高値の99.985に上昇した。

ポンド/ドルGBP=D4は2013年7月以来初めて1.50ドルの大台を割り込んだ。

<債券> 国債価格が上昇。午後に実施された総額210億ドルの10年債入札では、外国勢からの強い引き合いがみられた。

ユーロ圏債券利回りが低下し、欧米の利回り格差が引き続き注目されるなか、長期債がこの日も終盤にかけアウトパフォームした。

過去2営業日の価格上昇を受け、相場は午前の取引で小幅下落していたものの、10年債入札を受け切り返した。

10年債リオープン(9年11カ月債)入札では、応札倍率が2.65倍と、前年12月以来の高水準となった。最高落札利回りは2.139%と、2月の前回入札から上昇した。外国中銀を含む間接入札者の落札比率は58.6%と、平均の50%を上回ったという。

金利動向に敏感な短期ゾーンは横ばい、もしくは小幅な上昇にとどまった。

<株式> 小幅続落。連邦準備理事会(FRB)が6月にも利上げを行う可能性が意識されたほか、ドル高が米国企業の収益見通しをさらに圧迫するとの見方が広がった。

ボルトン・グローバル・アセット・マネジメントのチーフ・テクニカル・ストラテジスト、ブルース・ザロ氏は「全ては金利の問題だ。FRBが利上げに踏み切った場合、株価は途中で立ち止まってから反転し、強気相場が終了するという見方を多くの人が持ち続けている」と話した。

利上げ懸念はドル上昇の支援材料になる一方、ドル高が引き続き米多国籍企業の業績にとって重しになるとの不安感が高まるとみられている。

取引終了後、FRBが資本計画の審査結果を公表したことから大手銀行株の取引が活発化。バンク・オブ・アメリカ(BAC.N)は約1%安。FRBは同行の資本計画を承認したが、プロセスが不十分だと指摘した。

<金先物> 続落。引き続き対ユーロでのドル高が重しとなった。米株がプラスとなったことも、安全資産としての 金の需要を一段と後退させた。

<米原油先物> 続落。ドル高や米石油在庫の増加が材料。米エネルギー情報局(EIA)の週報では、原油在庫がおおむね予想通りとなる一方で、ディスティレート(留出油)は減少との予想に反し増加した。米国の原油受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫も230万バレル増加し、既に記録的な高水準にある在庫は一段の積み増しとなった。統計発表後は供給過剰懸念の強まりから47ドル台半ばの底値圏で小動きとなっていたが、引け間際には買い戻しが入り、下げ幅を縮小した。

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