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NY市場サマリー(15日)
2017年2月15日 / 22:33 / 8ヶ月前

NY市場サマリー(15日)

[15日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、主要6通貨に対するドル指数が、一時つけていた約1カ月ぶりの高値圏から下落し、前日からおおむね横ばいとなった。

ドルは、朝方発表された米小売売上高といった経済指標の堅調さを受けて上昇。ただ、その後、連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の下院での証言で、追加利上げ時期に関する新たな判断材料が示されなかったとの見方から売りが優勢になった。

終盤のドル指数.DXYは、101.21で前日からほぼ横ばい。1月の米小売売上高が前月比0.4%増となり市場予想を上回ったほか、1月の消費者物価も前月比0.6%上昇と大きな伸びを示すと、ドル指数は1月12日以来の高水準である101.76まで上昇する場面があった。

ドイツ銀行の為替ストラテジスト、セバスティアン・ガリー氏は、経済指標からうかがわれる勢いは十分とは言えず、投資家は利益確定でドルを売っているとの見方を示した。

<債券> 米金融・債券市場では、債券利回りが上昇し、10年債利回りは一時、約2週間半ぶりの高水準をつけた。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が前日の上院での議会証言で想定よりタカ派的な発言を行ったのに続き、この日は1月の消費者物価指数(CPI)が大幅な伸びを示し、利上げが近づいているとの見方が強まった。

終盤の取引で、10年債US10YT=RRは11/32安。利回りは2.51%。一時、1月27日以来の水準となる2.52%まで上昇した。

CIBCの米国債トレーディング責任者、トム・トゥッチ氏は「10年債利回りが2.50%を上抜けると、一部で買い戻しが入った」と指摘。CPIの上昇は大半がガソリン価格の上昇によるもので、持続しない可能性があると話す。

1月のCPIは、前月比で0.6%上昇と2013年2月以来、3年11カ月ぶりの大幅な伸びとなった。また1月の小売売上高は前月比0.4%増となり、予想の0.1%を上回って増加。JPモルガンとゴールドマン・サックスは底堅い経済指標を受け、次回の米利上げ予想時期を前倒しした。JPモルガンは、次回の利上げ予想時期を6月から5月に前倒し、ゴールドマンは3月の利上げ確率を20%から30%に、6月までの利上げ1回以上の確率を85%から90%に引き上げた。

<株式> 米国株式市場は、主要3指数が連日の過去最高値更新となった。S&P総合500種の最高値更新は7営業日連続。トランプ米大統領が減税の実施をあらためて約束したことや堅調な経済指標で買いが広がった。

1月の小売売上高と消費者物価指数(CPI)はいずれも市場予想を上回る伸びを示し、米景気は力強く成長しているとの見方を強める内容だった。

またトランプ大統領が米小売り大手のトップと会談し、法人税率の引き下げや税制の簡素化に言及。減税や規制緩和が米経済を押し上げるとの楽観論から株式が買いを集めた。

S&P500種の最高値更新は5日連続で、2013年9月以来で最長。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドルの対ユーロ相場の上下動に振り回された後、反発した。上伸は5営業日ぶり。中心限月4月物の清算値は前日比7.70ドル(0.63%)高の1オンス=1233.1 0ドルとなった。

この日の朝方に発表された米経済指標は堅調な内容だった。1月の米小売売上高は全体が前月比0.8%増、自動車・同部品を除くと0.2%増でいずれも市場予想を大幅に上回った。また、1月の米消費者物価指数(CPI)も全体とコア指数がともに前月比で上昇し、市場予想を上回った。これを受けて、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金は割高感に圧迫され、一時は1217.50ドルまで下落した。

しかしその後、為替相場が反転すると金相場もプラス圏に浮上した。ただ、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長による追加利上げに前向きな発言などを受けて早期利 上げ観測が再燃しているため、金利を生まない資産である金の上値は抑えられた。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米原油在庫の急増を嫌気した売りに圧迫され、小幅安となった。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値は前日比0.09ドル(0.17%)安の1バレル=53.11ドル。4月物は0.11ドル安の53.60ドルだった。

米エネルギー情報局(EIA)によると、10日までの1週間の国内原油在庫は950万バレル増加。積み増し幅は市場予想(350万バレル増=ロイター調べ)を大きく 上回り、これで6週連続のプラスとなった。このほか、ガソリン在庫も80万バレル減少 の予想に反して280万バレル増となったが、ディスティレート(留出油)在庫は70万 バレル減で予想と一致した。

EIA在庫週報の発表を受け、市場はいったん売りで反応したものの、間もなく切り返して53.51ドルまで上昇。前日夕方に発表された米石油協会(API)週報では990万バレルの原油在庫拡大が示されていたため、予想を大幅に上回る在庫増はある程度織り込まれていたもよう。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国が日量180万バレル規模の協調減産目標を極めて速いペースで達成しつつあるとの報が、この日も引き続き相場を支えた。

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