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NY市場サマリー(5日)
2017年4月5日 / 23:59 / 6ヶ月前

NY市場サマリー(5日)

[6日 ロイター] - <為替> ドルが円に対して下落した。ドル/円は一時、111円台に上昇していたが、3月14─15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が従来の利上げ見通しを変える内容ではなかったと受け止められ、利益確定の売りが出た。

終盤のドル/円JPY=は0.1%安の110.66円。ユーロ/ドルEUR=は小幅上昇して1.0677ドルとなった。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは一時、3週間ぶりの高値を付けた後、終盤は0.1%安の100.45。

朝方は、オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが発表した3月の全米雇用報告で、民間部門雇用者数が26万3000人増加し、市場予想を大幅に上回る伸びを示したため、ドルが上昇していた。

FOMC議事要旨では、大半のメンバーが、経済が想定通りに推移すれば年内にバランスシートの縮小に着手すべきとの考えを示していたことが分かり、やや意外感が広がった。しかしアナリストによると、この内容は全般にはドル安要因と受け止められた。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジの首席市場アナリスト、オマール・エジナー氏は「バランスシートについての言及は予想より少しタカ派的だったが、金利の見通しはわれわれが以前考えていたのとほぼ一致している」と指摘。「いずれにせよ、バランスシートを調整すれば利上げの必要性は減る。このことがドルを少し押し下げたのかもしれない」と説明した。

トレーダーによると、ドル/円は111円を割り込むとストップロスの売りが出た。

<債券> 午後に公表された3月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け連邦準備理事会(FRB)が緩やかに利上げを行っていくとの見通しを維持しているとの見方が広まり、3年債と5年債利回りが約5週間ぶりの水準に低下した。

議事要旨では大半のメンバーが経済が想定通りに推移すれば年内にバランスシートの縮小に着手すべきと考えていたことが判明。これを受け、公表直後は国債利回りは大きく上昇していた。

ただその後は利回りは長期債、短期債ともに反転。アナリストは、FRBが利上げペースについて「ハト派的」な見方を維持しているとの認識が市場で広まったためとしている。

3年債US3YT=RR利回りは1.426%、5年債US5YT=RR利回りは1.837%と、ともに2月27日以来の低水準を付けた。

DRWトレーディングの市場ストラテジスト、ルー・ブライエン氏は「市場ではよりタカ派的なスタンスが示されるとの観測が出ていた」とし、FRBが緩やかなペースで利上げを行っていくとのスタンスを確認したことでこうした観測を持っていた向きが肩透かしを食らい、利回りの低下につながったとの見方を示した。

また、シュワブ・センター・フォー・フィナンシャル・リサーチの債券部門責任者、コリン・マーティン氏は、討議内容の詳細で「FRBの買い入れが永遠に続くものではないとの認識が市場で広まった」とし、「FRBに代わる買い手が必要になる」と述べた。

<株式> 反落した。堅調な雇用関連指標を受けて上昇して始まったが、午後発表の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、今年後半にバランスシート政策が見直される可能性が示されると、下落に転じた。

米議会内の亀裂が意識され、トランプ政権が掲げる減税の実現性に対する懸念が強まったことも相場の重しとなった。

連邦準備理事会(FRB)がこの日公表した3月14─15日のFOMC議事要旨では、政策当局者の大半が、堅調な経済指標が続くなら量的金融緩和により4.5兆ドル規模に膨らんでいるバランスシートの縮小に着手すべきだとみていることが明らかになった。

議事要旨では、一部メンバーが株式相場が「かなり割高」との認識を示していたことも判明した。

オークブルック・インベストメンツの共同最高投資責任者(CIO)、ジャナ・サンプソン氏は、株価が下落に転じた原因について「資産バブルの状態かもしれないと指摘しているように聞こえたことで市場が警戒感を強めたのか、それとも、バランスシートの正常化の動きが成長の妨げになることが懸念されたのか、(これまでの想定よりも)利上げ回数の増加が見込まれることが嫌気されたのかのいずれかだ」と指摘した。

S&Pは主要11セクターのうち金融株を中心に9セクターが下落して取引を終えた。ただ、公益株指数.SPLRCUと不動産株指数.SPLRCRECの、いわゆるディフェンシブ株の2セクターは上昇した。

企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスがこの日発表した3月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が26万3000人増と2014年12月以来の高水準で、市場予想の18万7000人を大きく上回った。これを受けて、S&P総合500種は0.8%上昇する場面があった。ナスダック総合も一時、過去最高値をつけた。

ナスダック・バイオテクノロジー株指数.NBIは午後に入り下落し、1.4%安だった。コーナーストーン・フィナンシャル・パートナーズのクリス・ザッカレッリ最高投資責任者(CIO)は、投資家がリスクの高い分野への投資を嫌った可能性が高いと分析した。

<金先物> 対ユーロでのドル高に伴う割高感などに圧迫され、4営業日ぶりに反落した。中心限月6月物の清算値は前日比9.90ドル安の1オンス=1248.50ドル。

<米原油先物> 北海の一部油田で原油生産が一時的に停止したとの報道などに支えられ、小幅に続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値は、前日比0.12ドル(0.24%)高の1バレル=51.15ドル。6月物の清算値は0.09ドル高の51.60ドルとなった。

米石油協会(API)が前日夕に公表した最新週の原油在庫が前週比180万バレル減と市場予想を大幅に上回る取り崩しとなったほか、北海のバザード油田で原油生産が保守作業のため一時停止したとの報道を受けて、原油相場は前日夕からほぼ一本調子で上昇していた。

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