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NY市場サマリー(6日)
2017年4月6日 / 21:46 / 7ヶ月後

NY市場サマリー(6日)

[7日 ロイター] - <為替> ドルが強含みで推移。米中首脳会談や米雇用統計をにらんで上値は限定的だった。

UFXドット・コムのマネジングディレクター、デニス・デヨング氏は、7日まで行われる米中首脳会談の行方について「落ち着いた、建設的な話し合いを市場は期待するだろうが、トランプ米大統領がいつ何時でも議題を変更しかねない点も知れ渡っている」と警戒する。

その上でデヨング氏は、トランプ氏は中国のために失われた国内労働者層の雇用を確保するという公約の実行を迫られている半面、米国債を大量に保有する国を相手にした強腰姿勢にはリスクが伴うとの見方を示した。

市場参加者は、7日に発表される3月米雇用統計が、米連邦準備理事会(FRB)による年内の複数回の利上げを可能にするほど強い内容かどうかにも注目している。エコノミストが予想する非農業部門雇用者数は前月比18万人増、2月実績は23万5000人増だった。

ユーロ/ドルは、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の発言を受けて海外市場で一時3週間ぶりの安値を付けた。

ドラギ総裁は、ECBが現行の大規模緩和を修正するには物価上昇率が中期的に目標に戻るという十分な確信を得る必要があると述べ、当面は現在の政策を維持する方針を示した。

<債券> 国債利回りがやや低下した。3月の米雇用統計発表を翌日に控えていることに加え、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席との初会談の行方のほか、トランプ氏が掲げる成長支援に向けた政策の進展をめぐる懸念などで先行き不透明感が高まっていることが背景。

終盤の取引で10年債US10YT=RR利回りは2.343%と、前日終盤の2.357%から低下。30年債US30YT=RR利回りは2.990%と、3.005%から低下した。3年債US3YT=RR利回りは1.448%とほぼ横ばい。

SGコーポレート・アンド・インベストメント・バンキングの米金利戦略部門責任者、スバドラ・ラジャッパ氏は「雇用統計を翌日に控え、積極的なポジション構築に警戒感が出ている」と指摘。雇用統計が軟調なら国債利回りは低下する可能性があるが、時間当たり賃金が堅調なら6月の利上げ観測が高まり、国債利回りは上昇する可能性があるとの見方を示した。

トランプ氏の政策をめぐっては下院のライアン議長が前日、税制改革の実現には医療保険制度改革(オバマケア)見直しより時間がかかる可能性があると示唆。アナリストは、トランプ政権が掲げる景気刺激策の実現性に対する懸念が再び意識されたことで米国債に対する安全買いが入り、利回りの上昇が抑制されたと指摘している。

野村証券インターナショナル(ニューヨーク)の金利ストラテジスト、スタンレー・サン氏はライアン議長の発言について、トランプ政権発足後100日間に具体的な計画が実現する公算が小さいことを示しているとの見方を示した。

トランプ大統領は6日から2日間にわたりフロリダ州パームビーチの高級別荘「マールアラーゴ」で中国の習近平国家主席と会談を行う。

<株式> 小幅反発で引けた。エネルギー株が原油高を背景に上昇したほか、最近低迷していた金融株が買い戻された。ただ7日まで行われる米中首脳会談の行方を巡り神経質なムードも広がり、相場は伸び悩んだ。

株価の上値を抑えた材料の1つは、ティラーソン米国務長官が首脳会談について米国民の利益を最優先にする形で中国との経済的な関係を追求するとの見方を示したことだった。ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントのチーフ・ポートフォリオ・ストラテジスト、ブライアン・ジェイコブソン氏は「ティラーソン氏の発言は、中国に対してやや強硬な姿勢を取っているように聞こえた。これは首脳会談が、協調より対決の色合いになるリスクを高めるものだ」との見方を示した。

前日には3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で年内の保有資産縮小が表明され、相場下落につながった。しかしこの日は、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めを心配し過ぎだと見方が改めて浮上。ウェドブッシュ・セキュリティーズのシニア・バイスプレジデント、スティーブン・マソッカ氏は「市場参加者は後になって過剰反応だったと判断した。FRBが見境なく景気の支えを外すことはない」と指摘した。

第1・四半期の企業決算発表が来週から始まる中で、一部投資家の間で懸念されているのは株価の割高感だ。S&P総合500種の予想利益に基づく株価収益率(PER)は約18倍で、長期平均の15倍を上回っている。

ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA.O)は2.1%高。同社はワイヤレスサービスの開始を発表した。ファッション小売大手Lブランズ(LB.N)は3月既存店売上高が予想ほど落ち込まなかったため、11%上昇した。

<金先物> 米中首脳会談を前に様子見ムードが広がる中、安全資産としての金需要に支えられて反発した。中心限月6月物の清算値は前日比4.80ドル(0.38%)高の1オンス=1253.30ドル。

<米原油先物> 需給不均衡解消への期待が高まる中で買われ、3日続伸した。米国産標準油種WTIの中 心限月5月物の清算値は前日比0.55ドル(1.08%)高の1バレル=51.70ドルと、中心限月ベースで3月7日(53.14ドル)以来1カ月ぶりの高値となった。6月物は0.53ドル高の52.13ドル。

石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産の延長が期待される一方、 中国を中心としたアジアの旺盛な需要が確認されたことから、原油が買われた。また、欧 米主要国などでは夏のドライブシーズンを控えてガソリン需要が拡大するとの見通しが広 がっていることも原油買いを後押しした。さらに、相場が51ドル台に乗せたことで買い に弾みがついた面もあった。

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