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NY市場サマリー(10日)
2014年12月10日 / 22:08 / 3年前

NY市場サマリー(10日)

[10日 ロイター] - <為替> ドルが対円で続落した。下落は3営業日連続で、その幅も約3%に達した。3日間の下落幅としては1年6カ月ぶりの大きさ。ギリシャの政治的混乱や中国景気減速への懸念により、リスク回避の円買いが継続した。

ドルはユーロに対しても下落した。ギリシャは政府が大統領選を今月17日に前倒しすることを決めた。緊縮財政をめぐって議会での混乱が予想されるものの、最近のドル急騰で利益確定売りのドル売りの勢いが勝った。

ノルウェー・クローネが対ユーロで5年以上ぶりの安値に落ち込んだ。原油安の中ノルウェー中銀が11日に緩和策を発表する観測が高まった。ユーロ/クローネEURNOK=D4は1.1%高の8.9090クローネで、これは2009年半ば以来の高値水準。

<債券> 国債価格が上昇。リスク回避の動きが高まり、株・原油価格が下落するなか、同日実施された210億ドルの10年債リオープン(銘柄統合)入札は旺盛な需要を集めた。

バンク・オブ・ノバスコシアの米債取引主任、チャールズ・コミンスキ氏は「債券相場は引き続き堅調な展開となっている」とし、「米経済情勢よりも、世界的な状況が材料視されている」と述べた。

米10年債リオープン入札では、最高落札利回りが2.214%と、2013年6月以来の低水準となった。応札倍率も2013年3月以来の高水準となる2.97倍だった。

<株式> 主要株価3指数が軒並み1%超下落した。原油安や世界成長懸念から、エネルギー株への売りが膨らんだ。S&P総合500種の下落率は10月13日以来の大きさとなった。

エネルギー株は原油安が収益悪化につながるとの懸念が打撃となったほか、年末特有の税金対策に絡む売り圧力を受けた。石油のエクソン・モービル(XOM.N)は3%安だった。

石油輸出国機構(OPEC)は来年の世界の原油需要が10年余ぶりの低水準になると見通しを下方修正。ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ルシーニ氏は「原油を取り巻く問題が市場にくすぶっていて、OPECによる需要見通し引き下げが株式投資家に重くのしかかっている。投資家は9月時点で、世界の需要減退懸念は払しょくされるだろうと期待していた」と述べた。

通年の利益見通しを引き下げたファストフードチェーンのヤム・ブランズ(YUM.N)は6.2%下落した。

会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセール(COST.O)は、四半期決算がアナリスト予想を上回る増益となり一時買われたが、結局2%安となった。

<金先物> 3日ぶりに小反落。前日までの2日間で40ドル余り上昇したため売り圧力が強まった。原油相場の下落も売りの流れを後押しした。ただドル売り・ユーロ買いの進行で、ドル建ての金に割安感が生じたほか、米株相場の下落を受けた安全資産としての需要も根強く、下げ幅は限定的だった。

<米原油先物> 急反落。石油輸出国機構(OPEC)の石油需要予想の引き下げに加え、米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が増加したことなどで売り優勢になった。サウジアラビア石油相が、市場の動向を静観するとの姿勢を改めて示したことも下押し材料となった。

*内容を追加して再送します。

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