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米予算教書、「イスラム国」対策強化や富裕層増税盛り込む
2016年2月9日 / 19:43 / 2年前

米予算教書、「イスラム国」対策強化や富裕層増税盛り込む

2月9日、オバマ米大統領は2017年度(10月1日から)の予算編成方針を示す予算教書を発表した。過激派組織「イスラム国」との戦いや、富裕層への増税、貧困層支援を優先課題に掲げた。写真は同日、ホワイトハウスで側近との会議に出席するオバマ大統領(2016年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 9日 ロイター] - オバマ米大統領は9日、2017年度(10月1日から)の予算編成方針を示す予算教書を発表した。自身最後の予算教書は、過激派組織「イスラム国」との戦いや、富裕層の優遇税制見直し、貧困層支援を優先課題に掲げた。

予算規模は4兆1000億ドル。財政赤字は5030億ドル、今年度の赤字は6160億ドルとなる。

富裕層への減税圧縮などで、今後10年間に2兆9000億ドルの赤字削減を目指す。

財政赤字の国内総生産(GDP)比は今後10年で平均2.5%と見込んだ。米議会予算局(CBO)は4.0%前後と予想している。

富裕層向けの優遇税制では、投資ファンドマネジャーが所得をキャピタルゲインと見なすことを容認する「キャリードインタレスト(成功報酬)」制度の抜け穴などを見直す。さらに、キャピタルゲインの最高税率を引き上げるほか、寄付控除後の所得に対する税率を30%以上とするいわゆる「バフェットルール」の導入なども盛りこまれた。

「イスラム国」との戦いや、シリア安定化に取り組む国防総省、国務省向け予算は110億ドル超を計上した。

また、サイバー攻撃対策に190億ドルを盛り込んだ。

オバマ大統領は記者団に対して「きょう示した予算教書は、米国の長年の安全保障と繁栄につながる優先事項を反映した」と強調した。

<共和党は一斉に批判>

ただ、野党・共和党は一斉に批判しており、議会を通過しない公算が大きい。

共和党のライアン下院議長は、予算教書について、「勤勉な米国民を犠牲にして、連邦政府を拡大することを狙った」として批判した。

上院予算委員会のエンジ委員長は「過大な歳出と大規模な債務から目をそむけ、新たな支出に引き続き重点を置いている」と主張した。

*内容を追加します。

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