コロンビア麻薬王の息子、映画で父の犯罪を謝罪
[ブエノスアイレス 11日 ロイター] 1993年に射殺されたコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルの息子、フアン・パブロ・エスコバル氏(32)が、出演したドキュメンタリー映画で父親が犯した犯罪を振り返り、謝罪の意を表している。
この映画は「Sins of my Father(父親の罪)」というタイトルで、アルゼンチンで今週始まる映画祭で上映される。
フアン氏は、父親が治安部隊に殺害された翌年にコロンビアを離れ、その後はセバスチャン・マロキンという名前で、建築家としてブエノスアイレスに暮らしている。
フアン氏はロイターに対し、「エスコバル一族の一員として、過去に起きたことの責任を受け入れ、父親の犯罪でコロンビアが受けたすべての被害について許しを請わなければいけない」と話した。
コロンビアでは、1980─1990年代に力を持った大規模な麻薬カルテルが衰退し、その後勢力を伸ばした密輸ギャング団と治安部隊とのせめぎ合いが続いている。
フアン氏が実名を明かすことにしたのは、そうした母国に和解をもたらしたいからだとしている。
かつて、世界最強の犯罪組織の1つだったメデジンカルテルを率いたパブロ・エスコバルは、敵対する組織メンバーなど数千人を殺害し、閣僚や大統領候補も暗殺。フォーブス誌によると、麻薬取引で築いた資産は30億ドルを超えていたという。
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