米空港での「全身透視」検査、過去1年で苦情600件
[ワシントン 16日 ロイター] 米国内の空港で運用されているセキュリティーチェック用の全身透視装置について、プライバシー侵害や健康被害の恐れなど、空港利用者から過去1年間で600件を超える苦情が寄せられていた。米運輸保安局(TSA)が情報公開法に基づいて公開した文書で明らかになった。
米国は2001年の同時多発攻撃の後に同装置を試験導入したが、昨年クリスマスに乗客が下着の中に爆発物を隠していた航空機爆破未遂事件を受けて、導入のペースを加速させた。現在は21空港で44機が稼動している。
苦情の内容は、検査員に性器まで見られることや、子どもに対する使用をめぐる懸念のほか、衣服の上からたたく検査を代わりに受けることもできると知らされなかったとの怒りの声や、スキャンによる健康被害の可能性についての心配などさまざまという。
一方、TSAは、苦情の割合は0.015%に過ぎないと重要視しない姿勢を示している。
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