「ジョブズ氏は最も優れた経営者ではなかった」、伝記著者語る
[23日 ロイター] 今月5日に死去した米アップルのスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)の伝記の著者、ウォルター・アイザックソン氏が23日、米CBSテレビのインタビューで、ジョブズ氏は世界で最も優れた経営者ではなかったと語った。
アイザックソン氏は、ジョブズ氏は数々の革新的な製品を生み出したが、経営スタイルは素晴らしいものではなかったと指摘。ジョブズ氏について「時々とても意地悪だった」と評したほか、議論好きの同氏についていけない人もおり、彼のもとを去っていく幹部もいたと述べた。
アイザックソン氏は、ジョブズ氏がほかの人たちが思いつかないようなことを考えていたと語り、「ほかにいくつか構想を持っていた。使い勝手のよいテレビを是非とも作りたかっただろう」と明かした。
アイザックソン氏は8月中旬にジョブズ氏と最後に会ったときの様子についても語り、神や死後の世界を信じたがっていたという。ジョブズ氏は「がんになってから、以前より(神のことを)考えるようになったし、以前よりも信じていることに気付いた。死後の世界を信じたいからかもしれない。死んだら、消えてなくなるわけではないからね」と話し、それから少し間を置いて、「そう、でも時々、電源スイッチのように感じるときもある。押すと死んでしまう」と続けた後、「だから、アップルの製品にスイッチをつけるのが嫌なんだ」と語ったという。
アイザックソン氏はジョブズ氏に40回以上にわたりインタビューを行い、伝記「スティーブ・ジョブズ」を執筆。同著は24日に世界同時発売された。日本語版は1、2巻に分けて出版され、第2巻は11月1日に発売される。
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