スペイン、類人猿の「権利」を保護する決議案を採択

2008年 06月 26日 12:20 JST
 

 「マドリード 25日 ロイター] スペイン議会の環境委員会は25日、人に最も近いサルである類人猿の生命と自由を守る取り組み「類人猿プロジェクト」を支持するとの決議案を採択した。人間以外についてこのような権利擁護の必要性を議会が求めるのは世界初とみられる。

 同プロジェクトは、科学者や哲学者らが、これまで人間にのみ与えられてきた権利を、遺伝子的にも人間に最も近い類人猿にも適用されるべきと訴え立案されたもの。 

 同プロジェクトのスペイン人責任者、ペドロ・ポザス氏は「動物愛護問題に奮闘する中、また類人猿の保護にとって、これは歴史的な日だ」と述べた。

 超党派の議員などにより支持された決議案は立法化される見通しで、政府は1年以内に同国での類人猿に対する禁止条項など法令集の改正を行うことになる。

 今回の法案では、サーカスやテレビコマーシャル、映画などのために類人猿を飼育することが禁止され、違反した場合、刑罰の対象となる。一方、国内の動物園で飼育されているとされる約315匹の類人猿については違法にはならない。

 
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