赤いユニフォームが判定に有利に働く可能性=独研究

2008年 08月 11日 16:46 JST
 

 [北京 11日 ロイター] 北京五輪でメダル争いをする中国人選手にとって、赤は単なるラッキーカラー以上の意味があるかもしれない。心理学者らの研究によると、競技で選手が着る赤いユニフォームは、審判の一瞬の判断力に影響し、スコアが偏向する可能性もあるという。

 中国では、縁起の良い色としてさまざまな場面で使われる赤色。タイガー・ウッズもトーナメント最終日に赤いウエアを着ることで有名だ。独ミュンスター大の研究チームは専門誌「Psychological Science」8月号に掲載した論文で、テコンドーの試合では、青を着用した選手より赤を着用した選手に審判が多くポイントを与えがちであることが分かったとしている。

 研究では、赤と青の防具を着けたテコンドーの選手がスパーリングする様子を撮影したビデオを使用。選手の防具の色をデジタル加工で逆にした以外はまったく同じ内容のビデオクリップを2本ずつ用意し、それを見た審判42人がスコアを付ける方式を採用した。

 その結果、赤の選手が平均で13ポイント上回ったほか、青の選手がデジタル加工で赤に変わると点数が増え、赤の選手は青に変わると点数が減ったという。

 研究チームは「異なった色による影響など今後も調査が必要だが、こういった色による偏向が問題になり得る競技では、ルール変更や電子機器による判定支援が必要であることが示された」と指摘する。

 
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