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原油価格が底打ちの可能性、今年の需要の伸びは据え置き=IEA
2016年3月11日 / 10:11 / 2年前

原油価格が底打ちの可能性、今年の需要の伸びは据え置き=IEA

 3月11日、国際エネルギー機関(IEA)は、原油価格が底を打った可能性があるとの見解を示した。写真は原油価格の動きを示すスクリーン、1日撮影(2016年 ロイター/Thomas White/Illustration)

[ロンドン 11日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は11日、原油価格が底を打った可能性があるとの見解を示した。米国と他の石油輸出国機構(OPEC)非加盟国の生産が急速に減少し始めているほか、イランの供給増加がそれほど大規模でないことが背景だとした。

IEAは、2016年のOPEC非加盟国による生産量は日量75万バレル減少するとの見通しを示した。従来の推計は同60万バレルだった。米国だけでも同53万バレル減少する見通しだという。

IEAは「市場原理が働いており、コストがより高い生産者は減産している」と指摘。OPEC加盟国の2月の産油量は、ナイジェリア、イラク、アラブ首長国連邦(UAE)の生産停止を受けて、同9万バレル減少したという。

IEAはイランについて「市場復帰は同国が発表していたほど大規模になっていない」と指摘。「2月は産油量が同22万バレル増加したとみられ、暫定的にはイランの復帰は緩やかなペースになるとみられる」とした。

経済協力開発機構(OECD)加盟国の在庫は、2月は1年ぶりに減少したが、浮体式貯蔵は増加したという。

世界の原油と製品の在庫の積み上がりは2016年上期に同150万─190万バレルと、急速な増加が見込まれるとした。ただ下期には同20万バレルとなると予想し、従来の予想である同30万バレルから下方修正した。

IEAは「価格については、長く暗かったトンネルの終わりに光が見えてきた可能性があるが、2017年のどの時点で、待ち望まれているバランスを市場が達成できるかは明らかでない」と指摘。その上で、現在進んでいる道のりは長いものの、正しい方向だとの見方を示した。

2016年の世界的な石油需要の伸び見通しは日量117万バレル(総量9580万バレルの1.2%)で据え置いた。その上で「世界的な石油需要の伸びへのリスクは、ほぼ確実に下振れだ」との見解を示した。

米国の需要は横ばいの見込みだが、「価格が最近の上向き基調を維持すれば、一段と弱まる」と予測した。

中国は日量33万バレルの伸びになると予想。過去10年の平均は44万バレルの伸びだった。

「インド、OECD非加盟の規模の小さな国、中東が、需要の伸びの多くを占めると予測している。世界的な需要の伸びへの基礎は健全」としている。

*内容を追加しました。

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