8月30日に政権選択の総選挙、結果シナリオ
[東京 13日 ロイター] 麻生太郎首相が13日、衆院を7月21日ごろ解散し、8月30日に総選挙を実施する日程を決断した。前哨戦とされた東京都議選で自民党は惨敗を喫し、与党内には下野のリスクを意識する声が高まっているが、民意はどう表明されるのか。予想される展開を探った。
◎民主党が圧勝、鳩山政権が成立
12日の東京都議選の結果を衆院の小選挙区に当てはめると、自民党と民主党が激突する23選挙区で民主の22勝1敗になると共同通信は試算。前回の衆院選で自民党が23勝1敗となり、衆院選大勝の原動力となっただけに、今回は民主党が総選挙でも圧勝するのではないかとの観測が、政界関係者に台頭している。
民主党幹部は、衆院選で民主党が過半数を占めても、参院では単独過半数を得ていないこともあり、社民党、国民新党と鳩山由紀夫代表を首相とする連立政権を組むと表明している。ただ、政権内での民主党の発言力が相当大きくなるとみられ、予算の組み換えや予算編成の全面的な見直し、特別会計の改廃など民主党がマニフェストに盛り込んだ政策を大胆に実施してくるとみられる。
一方で、市場関係者が政策の継続性に懸念を持つリスクも、一部の海外市場関係者から指摘されている。また、当面は赤字国債の増発が避けられず、長期金利の上昇問題が浮上する可能性もある。
◎民主・社民・国民で過半数
民主党、社民党、国民新党の3党で過半数を獲得したが、民主党が単独過半数に達しないケース。鳩山内閣が成立するが、社民党と国民新党の閣内での発言力が増すとみられる。国民新党は5年間で200兆円の大規模経済対策の実施を主張しており、民主党以上に財政拡大路線が色濃い。その分野の政策がどのように打ち出されてくるのか、市場も注目しそうだ。
また、外交・安全保障問題で民主党の保守派と社民党の間で亀裂が鮮明になる可能性も残されている。民主党が2党の意見をどの程度受け入れつつ、政策を遂行していくのか、政権の安定度に関心が集まる展開になると予想される。 続く...














