〔ロイターサミット〕米IBM、今年の利益率は改善へ=CFO
[ニューヨーク 19日 ロイター] 米IBM(IBM.N: 株価, 企業情報, レポート)のラフリッジ最高財務責任者(CFO)は19日、ロイター・テクノロジー・サミットで、今年の利益率は改善するとの見方を示すとともに、新たな「クラウドコンピューティング」サービスを提供する方針を明らかにした。
また、景気は依然厳しく、全体的な回復の兆しを確認するには時期尚早だとしつつも、IBMはコスト削減などによって利益目標を達成できる、と述べた。
同CFOは「利益率の大幅な改善が続くだろう」と述べ、税引き前の営業利益率が今後20%以上に上昇する可能性があると指摘した。
第1・四半期の税引き前営業利益率は、前年同期比1.3%ポイント増の14.4%となった。
同社は2009年通年の1株利益を少なくとも9.20ドルと予測しているが、同CFOは、為替相場調整ベースで売上高が7%減少した場合でも、この利益目標を達成できるとの見方を示した。
通年の1株利益についてのアナリスト予想は9.12ドル。
同CFOはこの予想が引き上げられると予測し、「われわれは2009─10年の目標達成に大きな自信を持っている」と述べた。
また、こうした見通しは経済が来年に成長を始めるという前提に立っていないとし「回復の兆しがあるというには時期尚早だ」と述べた。
ただ、欧米やアジアの各国政府による対策は、クレジット市場の改善にすでにみられるように、景気回復に寄与するとの楽観的な見方も示した。
CFOは、「クラウドバースト」と呼ばれるサービスなど含む新たなクラウドコンピューティングサービスを提供する計画を明らかにした。ただ、詳細については6月に発表するとした。
クラウドコンピューティングは、企業や個人がインターネットを通じて、巨大なデータセンターにあるコンピュータや情報にアクセスし、作業の効率化を図れる仕組み。
IBMは、クラウドコンピューティングの分野ではグーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)やアマゾン(AMZN.O: 株価, 企業情報, レポート)に遅れを取っている。
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