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韓国中銀、政策金利を1.5%に引き下げ MERSの影響懸念
2015年6月11日 / 01:43 / 2年前

韓国中銀、政策金利を1.5%に引き下げ MERSの影響懸念

 6月11日、韓国銀行は、政策金利を1.75%から25ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の1.50%に引き下げると発表した。写真は李柱烈総裁、1月撮影(2015年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 11日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は11日、政策金利を1.75%から過去最低の1.50%に引き下げると発表した。中東呼吸器症候群(MERS)感染拡大による経済への打撃を和らげる狙い。市場も1.50%への引き下げを予想していた。

利下げは、ここ1年弱で4回目。2012年7月からの金融緩和サイクルで7回目となる。

インフレ率は再び上昇することが予想され、家計債務は急拡大していることから、今回の利下げは現在の緩和サイクルでは最後になると広く受け止められている。

NH投資証券の債券アナリスト、Peter Park氏は「もう利下げはないだろう。MERS感染拡大が発生していなかったら、家計債務拡大の副作用があるため、利下げは韓国中銀にとって重しとなっていただろう」との考えを示した。同氏は景気支援のため補正予算が近く計画されると予想している。

ANZのエコノミスト、Raymond Yeung氏は「観光や国内のムードに深刻な影響が出れば、追加利下げがあり得る。財政出動もあるだろう」と述べた。

ロイターのアナリスト調査によると、アナリスト28人中15人は、中銀が政策金利を1.50%に引き下げると予想していた。13人は据え置きを予想していた。

李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は政策決定後の記者会見で、MERSの景気への影響を事前に防ぐために利下げを決定したと述べたうえで、今後の政策は予想される米利上げの影響だけでなく国内景気動向にも左右されるとの見方を示した。

国内の景気回復は続いているものの、輸出低迷など複数要因で回復基調は弱いと指摘。国内消費はある程度改善しているが、投資は予想ほど回復していないと述べた。

MERSにより内需が短期的にマイナスの影響を受けたことは明らかだと述べ、ここ2週間のデータを調べているが、今後国内消費がさらに急速に冷え込むことを懸念しているとした。

為替相場が輸出に影響したことは確かだが、輸出不振は構造的な問題で、世界経済の低迷や中国の景気減速による影響が大きい、との考えを示した。

また、今回の決定に政策委員1人が据え置きを主張し、反対票を投じたことを明らかにした。

*内容を追加します。

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