08年度成長率見通しは実質1.3%・名目0.3%で最終調整=政府筋

2008年 07月 16日 20:08 JST
 
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 [東京 16日 ロイター] 政府筋によると、内閣府は2008年度国内総生産(GDP)成長率見通しを実質1.3%、名目0.3%とする方向で最終調整している。米国経済の減速と原油価格高騰が景気下押し圧力となり、当初の政府経済見通しの実質2.0%、名目2.1%から大幅に下方修正する。

 2009年度は実質1.5%程度で最終調整している。金融不安が再燃した米国経済動向が最大の不確定要因だが、現時点では、米国経済は2008年後半には回復すると想定。日本経済は2009年度には潜在成長率並みの1.5%程度に復帰するとみている。また、原油価格は2008年度比横ばいを前提とするため、名目成長率は実質成長率並みとする見通し。

 試算は2009年度予算編成の前提となる経済動向を議論するために、内閣府の試算として22日の経済財政諮問会議に提出される。

 名目成長率の下方修正に伴い、財政健全化の道筋を示した「進路と戦略」の参考試算も改定される。政府は2011年度の基礎的財政収支黒字化を財政健全化目標として掲げているが、1月の参考試算では国と地方を合わせた基礎的財政収支は2011年度にGDP比0.1%程度の赤字で、この時点でも目標達成が微妙な情勢だった。今回の名目成長率の下方修正で赤字幅はさらに拡大する見通しで、目標達成は一段と厳しさを増す。ただ、政府筋は「2011年度の黒字化目標は堅持する」としており、一連の試算は財政健全化達成に向けた増税論議に一石を投じることになりそうだ。

 
 

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