2月7日のECB理事会、利下げ圧力強まるなか据え置きへ
[フランクフルト 7日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は7日、理事会を開く。ECBに対しては、世界的な景気減速の回避に向け協調利下げを求める声が強まっているが、今回も政策金利を4.0%に据え置くとみられている。
これまでのところECBは、ユーロ圏での物価上昇圧力を理由に、米国、カナダ、英国の利下げに追随することを拒んでいる。
1月のユーロ圏消費者物価指数が統計開始以来最も高い上昇率を記録する一方、スペインやイタリアなど域内では成長失速の兆候が出ており、これらが今回の理事会に重くのしかかると予想されている。
ECBの金利発表は1245GMT(日本時間午後9時45分)、続いて1330GMT(日本時間午後10時30分)からトリシェ総裁の記者会見が開かれる。エコノミストが注目しているのは、金利発表時に成長へのリスクが強調されるか、またトリシェ総裁が記者会見でインフレに関する発言をトーンダウンさせるか、という点だ。
ウニクレディトのエコノミスト、マルコ・クレーマー氏は「ECBが降伏して利下げし始めると予想するのは時期尚早だ」と指摘。「ECBは素早く、より実利的になることができる。インフレリスクは無視しないが、タカ派的発言は止める可能性がある」という。
ロイターのエコノミスト調査では、83人全員が、7日理事会での据え置きを予想。ただ、それ以降については、6月末までに3.75%、2008年末までに3.5%に引き下げられるとの予想が大勢を占めている。
先物トレーダーは、より早期の緩和を予想。4月にも利下げがあると踏んでいる。市場は3月の緩和局面入りの確率を20%織り込んでいる。
トリシェ総裁は、前回1月の理事会後の記者会見で、インフレ抑制に向けた利上げの必要性が検討されたことを明らかにした。その理事会以降、米連邦準備理事会(FRB)は合計1.25%ポイントの利下げを実施している。世界の2大中央銀行であるFRBとECBの政策運営の違いは、政財界のECBに対する圧力が強まっていることを考えると、長くは続かないと予想されている。 続く...















