ユーロ圏金融・債券市場・終盤=続伸、ECB利上げ観測後退で短期債利回り低下続く
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 94.970 (+0.015) 4.285(4.257)
独連邦債2年物 4.419(4.464)
独連邦債10年物(9月限) 111.58 (+0.76) 4.496(4.538)
独連邦債30年物 4.822(4.813)
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[ロンドン 4日 ロイター] ユーロ圏金融・債券市場は続伸し、独連邦債2年物利
回りが一時1カ月ぶりの水準へ低下した。欧州中央銀行(ECB)の追加利上げに対する
観測が後退している。
トリシェECB総裁が3日の理事会後の記者会見で政策にバイアスはないと発言。これ
を受けた短期債の利回り低下が続いている。
ICAPデータによると、ユーロ翌日物無担保金利加重平均(EONIA)が利上げを
完全に織り込む時期は2009年の2月となっている。ただ、利上げの可能性は08年
12月が85%、09年1月は95%織り込まれている。
ある市場関係者は「悪化している現在のインフレ指標のどれを見ても、ECBの引き締
めの理由を具体的に特定することが難しい。このため市場ではECBの政策金利を見通す
ことが困難になっている」と語った。
そのうえで「しかし、トリシェ総裁は利上げの決定について、高水準の総合インフレが
経済全体に波及しないよう先手を打ったと説明した」と指摘した。
米市場が独立記念日で休場のため、取引は薄かった。
1515GMT時点で、独連邦債先物9月限FGBLc1は60ティック高の111.42。
独連邦債2年物<EU2YT=RR>利回りは4.2ベーシスポイント(bp)低下し4.422。
一時4.370%まで低下した。これは前回6月のECB理事会でトリシェ総裁が利上げ
を示唆し、短期ゾーンの金利が急上昇する直前の水準。
一方、10年物<EU10YT=RR>の利回りは4.509%と2bpの低下にとどまった。こ
の結果、2・10年債の利回り格差は8bp以上拡大した。
金利スワップ市場でも、2年物金利<EURABE2Y=>が6月上旬の水準まで下落し、
5.208%となった。
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