[シンガポール 9日 ロイター] 9日午前のアジア通貨市場では韓国ウォンが2年半ぶり安値から持ち直している。今週大幅下落していたその他のアジア通貨は小動き。ただ、アナリストは、原油高やポジション調整による下げの一服は一時的なものにすぎないだろうと警告している。
今週は、原油価格が1バレル=124ドルを上回り、過去最高値を更新したことや、米ドルの回復など複数の要因が相まってアジア通貨を圧迫していた。
また、成長をめぐる懸念から中国当局が、人民元の上昇ペースの減速を余儀なくされているとの観測で、人民元がノンデリバラブル・フォワード(NDF)市場で大幅下落したこともアジア通貨の下げ材料となっていた。
韓国ウォン<KRW=>は前日につけた2005年11月以来の安値となる1米ドル=1049.9ウォンからやや持ち直し、1045ウォン付近で推移。
シンガポールドル<SGD=>は、前日につけた1カ月ぶり安値の1米ドル=1.38シンガポールドルから1セント上昇。
バンク・オブ・アメリカのストラテジストは「この3日は値動きの荒い展開だったが、ショートカバーは一服した。ドル/アジア通貨は目先、弱含みとなる」と話す。ただアジア通貨は大幅なロングとなっていため、対ドルでは当面やや弱めのレンジで推移するとしている。
インドネシアルピア<IDR=>は前日つけた7週間ぶり安値の1ドル=9271ルピアから回復。中銀のタカ派的コメントへの反応は薄い。
インドネシア中央銀行のハルタディ副総裁は、仮に燃料価格の引き上げが行われない場合でも、2008年のインフレ率を9%以下に抑制するのは困難、と述べたほか、最大150ベーシスポイント(bp)利上げしても、ローンの伸びには影響しないとの認識を示した。 続く...
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