再送:五輪=マラソン代表選考、女子は新たな力に期待・男子は安定感重視

2008年 03月 10日 19:18 JST
 
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 [東京 10日 ロイター] 日本陸上競技連盟は10日、北京オリンピックのマラソン代表選手男女各3人を決定した。女子は東京国際優勝でアテネ金メダルの実績を持つ野口みずき、世界選手権大阪で銅メダルの土佐礼子、名古屋国際優勝の中村友梨香。男子は世界選手権大阪5位の尾方剛、福岡国際3位の佐藤敦之、びわ湖毎日3位の大崎悟史となった。

 補欠には女子が大阪国際2位の森本友、男子が東京マラソン2位の藤原新が選ばれた。メダルの期待が大きい女子は新たな力に期待し、ややハードルの高い男子は安定感重視の選考結果となった。

 <女子は新しい力に期待、男子は安定感重視>

 女子では世界選手権でメダルを獲得したことで選考基準をクリアし内定していた土佐礼子と、前回大会の金メダリストであり東京国際で優勝した野口みずきはすんなりと決定。残り1人を大阪国際女子マラソンで日本人最高の2位に入った森本友と10日の名古屋国際で優勝した中村のどちらにするかで意見が交わされた。名古屋が初マラソンだった中村に対し、森本は海外のマラソン大会で優勝するなど実績もある。またタイム的には森本の2時間25分34秒に対して中村は2時間25分51秒と下回ったが「選考会で優勝したという何ものにも代えがたい」(日本陸上競技連盟の澤木啓祐専務理事)ことを重視した結果、中村が選出され、新たな力に期待する形となった。

 一方、男子は安定感重視の選考。福岡国際3位の佐藤敦之と、びわ湖毎日3位の大崎悟史が決まった後、世界選手権大阪5位の尾方剛と東京マラソン2位の藤原新のどちらにするかの討議に時間がかけられたという。実質初マラソンながらレース後半で起きた足のけいれんをストライドを狭めペースを落としてカバーするなど、柔軟な対応力を見せて2時間08分40秒の好記録を出した藤原だったが、05年の世界選手権で3位、06年の福岡国際で6位と実績を残してきた尾方に軍配が上がった。

 「男子は堅実に走ってくれるだろうがメダル獲得は極めてハードルが高い。一方、(メダルの期待が大きい)女子は大きなプレッシャーがかかるがそれをプレッシャーと感じるか感じないかでメダルの色が変わってくる」(澤木専務理事)。国民からの期待が大きい女子は新たな力による爆発力に期待し、メダル獲得へのハードルが高い男子は実績があり堅実な走りが期待できる安定感重視の選考結果となった。

 <土佐は「一日一日大切に」>

 会見した土佐礼子は「正式に決定ということで新たな気持ちで一日一日を大切に北京五輪まで過ごしていきたい。無事にスタートラインに立てることを目標にやっていきたい」と語った。他の代表2人については「野口さんは金メダリストなので胸を借りるつもりで、中村さんは年が一回り違うので若いパワーに負けないように」と話した。北京オリンピックでは高温や硬い道路などマラソン選手にとってコンディションは極めて厳しくなることが予想されるが、持ち前の粘りでメダルをねらう。

(ロイター日本語ニュース 伊賀大記 記者)

 
 
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